購入前の家具をARで試せるアマゾンの新機能が、オンラインショッピングを変える

ARで見た様子

アマゾンの新しいAR機能を使うと、購入前の家具を自分の部屋に置いた「お試し」を見ることができる。

Amazon

  • アマゾンが、iOSアプリにAR機能を追加した。
  • スマートフォンなどのカメラを使えば、購入前の家具の3次元画像を自分の部屋に重ねて見ることができる。
  • 改善点もあるが、使用感は素晴らしい。このテクノロジーがオンライン・ショッピングに果たす役割は、大きなものになるだろう。

今や消費者はオンラインで買い物をする。そして、家具やその他の装飾雑貨を売る小売業者にとって、こうした消費者の動向は頭痛の種だ。その一方で、消費者にも悩みはある。新しいソファやラグを購入する際、実店舗に行けば実物を見て買うことができるが、オンラインで購入する場合は、そうはいかない。

その解決策は、AR(拡張現実)だ。スマートフォンを使って、購入前のアイテムの3次元画像を自宅に重ねて見ることができる。

イケアターゲット(Target)ロウズ(Lowe's)は近年、こぞって自社のサイトやアプリにARを使ったショッピング機能を導入しているが、ここにiOSアプリにAR機能を追加したアマゾンが加わった。現時点では、対応している商品は限定的で、その大半は家具や電化製品だが、iPhone 6S以降のモデルでiOS 11がインストールされていれば、このAR機能を使うことができる。

この新機能を試してみたところ、いくつか改善すべき点もあるが、ARの導入によって消費者がますます実店舗から離れていくだろうことは、容易に想像できた。

実際にどう機能するか、写真で紹介しよう。


アプリのホーム画面では、特に新しいAR機能については触れられていない。

ホーム画面

Amazon

だが、カメラアイコンをタップすれば、簡単にアクセスできる。

立ち上げ画面

Amazon

対応商品は今のところ限定的で、その大半は家具や装飾雑貨、電化製品だ。

対応商品の一覧

Amazon

アイテムを選択すると、床やテーブルなど表面が平らなものにカメラを向けるよう指示される。

テーブル

Amazon

カメラの位置が定まると、選択したアイテムの3D画像が現れる。

魚の置物の3D画像

Amazon

アイテムを回転させたり、動かすこともできる。

テーブルの端に移動した魚の置物

Amazon

アイテムの位置は変えずに、視点の高さやアングルを変えることも可能。

テーブルに近い目線

Amazon

カメラをアイテムに近づけると、自動的に3D画像の大きさも変わる。

魚の置物

Amazon

AR機能は、特に家具を見る場合に有効だ。どこに置けばフィットするか、自宅の中で3D画像を動かして試すことができる。

椅子

Amazon

ぐるりと360度確認することも可能。

後ろから見た場合

Amazon

色々な角度から見て、検討できる。

左側から見た場合

Amazon

部屋の中で別の場所に置いてみたいときも、インターフェースを閉じたり、アイテムをリロードしたりせずに動かせる。

移動した椅子

Amazon

現時点で対応しているアイテムには、電化製品も多い。

スピーカー

Amazon

水平方向に移動させるのは簡単だが……

左に動いたスピーカー

Amazon

垂直方向に動かすのは、スクリーンを上下にスワイプするとアイテムの大きさが変わってしまうので、難しい。

消えたスピーカー

Amazon

他にも改善すべき点はいくつかある。例えば、平らな面がなかなか認識されないこともある。

平らなデスク

Amazon

スマートフォンの持ち方の問題ではなさそうだ

エラー画面

Amazon

選択したアイテムの画像を左右に回転させることはできるが、上下には回転させられない。クッションのようなアイテムはやや難しい。

クッション

Amazon

また、これはすぐに改善されると思うが、アイテムによっては画像の輪郭が美しくないものもあった。

輪郭が美しくないクッション画像

Amazon

全体的に見れば、AR機能は素晴らしかった。どのような新技術にもバグは付きものだ。それよりも印象に残ったのは、AR機能が将来、我々の消費行動に大きなインパクトを与えるだろうということだ。

オットマン付きの1人用ソファ

Amazon

[原文:We tried Amazon's new feature that lets you virtually try out furniture before you buy it — and we saw how it could change how you shop online]

(翻訳:Tomoko A./編集:山口佳美)

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中