雨の中、ポンチョにくるまったジョージ・W・ブッシュ大統領(2017年1月20日、トランプ大統領の就任式にて)。
REUTERS/Rick Wilking
アメリカでは多くの共和党員や民主党員が、トランプ大統領の就任以来、ある元大統領の評価を見直している。第43代ジョージ・W・ブッシュ元大統領だ。
2009年に退任したとき、ブッシュ氏は誰もが嫌う政治家だった。その支持率は33%と、リチャード・ニクソン氏以来、退任時の歴代大統領の支持率としては、過去最低だった。金融危機に対する同氏の手腕を評価する国民はわずか24%だった。
今年7月には71歳になったブッシュ氏だが、退任以来、特にトランプ大統領が選出されてからは、同氏を取り巻く環境にもさまざまな変化が見え始めた。
ワシントン・ポストとABCが2013年に行った合同調査によると、47%のアメリカ人がブッシュ氏の8年間に及ぶ在任期間を好意的に受け止めており、厳しい非難にさらされてきた元大統領にとって、7年ぶりの高水準となった。
また、最近では政治専門チャンネルのC-SPANが今年、大統領史の専門家を対象に行った調査では、歴代大統領ランキングでブッシュ氏の順位が上がっていることが分かった。この調査でブッシュ元大統領は44人中33位につけた。C-SPANが2009年に行った同調査では、ブッシュ氏は36位だった。
これらの評価は、まだ素晴らしいというほどではない。だが、ブッシュ氏は再び人気を取り戻しているようだ 。浴室で描いた不可思議なイラストから、トランプ大統領の就任式の後に発言したとされる口汚いコメントに至るまで、ブッシュ氏は大統領退任以来、よりソフトで、庶民的な面を見せることで、そもそもなぜ皆がブッシュ氏のことを好きだったのかを思い出させた。そしてアメリカ人は今、ブッシュ氏を恋しくさえ思っているのだ。
オプラ・ウィンフリーさんにキス
AP
相手が誰でも、キス
Reuters
ベトナムのハノイでは、ロシアのプーチン大統領と双子のようだった
Reuters
そして、チリでも
Reuters
フランスの元大統領、ニコラ・サルコジ氏と仲良くおでかけ
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さまざまな場面で民族衣装をまとった
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剣で遊ぶことも
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空軍の士官候補生とチェストバンプ……
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ドーン!
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そして、この表情
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野球選手に会ったら、頭をなでるのがお約束
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指揮者に扮したことも
Reuters
彼のタップダンスは……
Reuters
この通り!
Reuters
バイクに乗ったり
Reuters
国連総会の途中で、トイレに行く必要に迫られた時もあった
メモは、"I think I may need a bathroom break(トイレ休憩が必要かも)"と読める。
Reuters
記者から逃げようとしたら、ドアが開かなかった
Reuters
レイに悪戦苦闘
Reuters
赤ちゃんや……
Reuters
傘にも
Reuters
そして、ドイツの赤ちゃんにも
Reuters
リバティ(自由)という名の七面鳥から攻撃を受けたこともあった
Reuters
いつだって彼は七面鳥を許した
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こんなコーディネートや……
Reuters
こんないたずらをしたことも
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愛犬をホワイトハウスのブログに登場させたこともある
White House Archives
バーニーとの愛すべき時間
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イースターバニーへの接し方は熟知している
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でも、このモンスターにはどう接したらいいか、分からなった
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ダライ・ラマと禅の時間を過ごしたことも
Reuters
肩を揉んで、ドイツのアンゲラ・メルケル首相をぞわぞわさせたこともあった
Courtesy of CBS News
ドイツの首相との親密な時間
AP
大統領就任舞踏会で披露した、ローラ夫人との初ダンス
Reuters
絶好調!
Reuters
アフリカでも、いい感じ
Reuters
クリントン一家の写真撮影に乱入したり
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政権スタッフのカール・ローブ氏にいたずらを仕掛けたことも
Reuters
お得意の表情
Reuters
そして、トランプ大統領の就任式で、雨の中、ポンチョと悪戦苦闘する姿を忘れることはできない
REUTERS/Rick Wilking
[原文:39 photos that show why everyone misses George W. Bush]
(翻訳:Conyac/編集:山口佳美)