2010年のリムパック(環太平洋合同演習)に参加した空母ロナルド・レーガンと各国の艦艇。
US Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Dylan McCord
現在、11隻のアメリカ海軍の原子力空母のうちの7隻が海に出ている。この数年間なかったことだ。USNIニュースが伝えた。
空母ロナルド・レーガン、ニミッツ、セオドア・ルーズベルトは、作戦の一環として西太平洋に展開中。数十機におよぶ空母航空団および数隻の護衛艦からなる空母打撃群を率いている。
空母カールビンソン、ジョン・C・ステニスは東太平洋、エイブラハム・リンカーンと新型のジェラルド・R・フォードは大西洋に展開。これらの4隻は訓練、もしくは作戦展開前の最終チェックを行っている。
7隻の空母の活動は、西太平洋で作戦中の3隻も含めて、すべてトランプ大統領の12日間のアジア歴訪に合わせて計画された。
7隻の空母の最新状況を見ていこう。
セオドア・ルーズベルト:10月31日、グアムの海軍基地に寄港。同艦がグアムを訪れたのは初めて。
Screenshot/Twitter via @PacificCommand
3カ月前、北朝鮮の金正恩委員長は、グアム沖に向けてミサイルを発射すると述べた。より最近では、中国はH-6K爆撃機で、グアムを目標とした爆撃飛行の演習を行ったと伝えられた。
カールビンソン:南カリフォルニア沖での訓練の後、現在はF-35C ライトニングIIの飛行テストに参加。
United States Navy
出典 : Times of San Diego, USNI News
エイブラハム・リンカーン:4年におよぶ近代化改修を5月に終え、最終チェックを実施中。
US Navy/Mass Communication Specialist Seaman Jennifer M. Kirkman
出典 : USNI News
ジェラルド・R・フォード:ジェラルド・R・フォード級空母の1番艦、アメリカ海軍における最大、最新鋭の艦。7月に就役、艦隊に加わるための訓練を実施中。
空母ジェラルド・R・フォードの上空を飛ぶF/A-18F スーパーホーネット。7月。
United States Navy
[原文:7 US aircraft carriers are at sea for the first time in years — here's what they're doing]
(翻訳/編集:増田隆幸)