「Google Spaces(スペース)」を覚えているだろうか?
たった10カ月前に新しいグループチャットアプリとしてGoogleが発表し、特定のトピックに関して仲間とチャットするための新しい方法として期待を集めた。
このアプリは、「YouTube」「検索」「Chrome」のように多数存在するGoogleサービスをまとめ、チャットで話しているトピックに関連するビデオや情報を手軽にシェアすることを可能にした。たとえば、新しい映画について話しているときにも、複数のアプリを行ったり来たり、関連するリンクをカットしたりペーストしたりする必要がなくなった。
しかし「Google Spaces(スペース)」は廃止される。Googleは24日金曜日、このサービスを4月17日に終了することを発表した。3月3日付で「読み取り専用」となり、友達との過去の会話を閲覧すること以外できなくなる。
「スペースを通してわたしたちは、少人数グループでのより快適なコンテンツ共有体験を目指しておりました。今回の経験を他のGoogle製品やサービスの向上に活かして参ります。改めて、今までご支援くださりありがとうございました」
Googleはスペースのサポートページにそう記載している。
スペースは2016年5月に発表された時点で不穏なスタートを切っていた。多くのユーザーにとって、このアプリがGoogleの既存のメッセージアプリとどのように馴染んでいくのか疑問だった。「Google Hangouts」や「YouTube」のメッセージなどの製品ラインですでに混み合っていたのだ。その後、Googleはさらにメッセージアプリ「Allo」を発表した。
スペースにお別れを言う時期が来たというわけだ。バイバイ、「Google Spaces」。
[原文:Google is killing a weird group messaging app less than one year after it launched (GOOG, GOOGL)]
[翻訳:一柳優心]