米海軍空母ロナルド・レーガン、セオドア・ルーズベルト、ニミッツと海上自衛隊の護衛艦。
US Navy photo by Mass Communications Specialist 3rd Class Anthony Rivera
アメリカ海軍はトランプ大統領のアジア歴訪のラストを、3隻の原子力空母と海上自衛隊、および韓国との共同訓練で飾った。北朝鮮への明確なメッセージだ。
アメリカ海軍が2隻の原子力空母を一緒に訓練に投入することはめったにない。3隻の投入となると10年ぶりだ。現在、アメリカ海軍は7隻の空母を展開しており、この3隻は世界中の他のどの国にも不可能なパワーを見せつけた。
アメリカ海軍によると、3隻は防空訓練、監視訓練、艦載機による防空訓練を行った。アメリカ海軍の原子力空母3隻と海上自衛隊の護衛艦1隻で、即時に200機以上を展開可能だ。
北朝鮮は最も好条件な場合でも200機をスクランブル発進させることはできない。実際は厳しい燃料不足にある。
加えて、今回の訓練は中国へのメッセージになるだろう。中国はアメリカから太平洋の盟主の座を奪おうとしている。だがアメリカ海軍は他国を寄せ付けない実力を有している。そして日本や韓国などの同盟国も存在する。一方、中国は空母を増強しようとしているが、アメリカのようなパワフルな同盟国はまだ持っていない。
訓練の様子を見てみよう。
3隻の米空母と海自の護衛艦、その前を飛ぶB-1Bランサーと護衛機。ランサーは通常、グアムから北朝鮮を攻撃する訓練を行っている。
US Navy photo by Mass Communications Specialist 3rd Class Anthony Rivera
空母の前を飛ぶF/A-18。
第115戦闘攻撃飛行隊「イーグルス」所属のF/A-18E スーパーホーネット3機が米空母と韓国の艦艇の前を行く。
US Navy photo by Lt. Aaron B. Hicks
3隻の米空母が一緒に訓練を行うのは10年ぶり。
US Navy photo by Lt. j.g. James Griffin
動画は以下。
(翻訳/編集:増田隆幸)