日本でも超音速旅客機が飛ぶ? JALが米ベンチャーに出資

超音速飛行機

ブーム・スーパーソニックはBoom XB-1が76機を受注したと発表。

Boom

  • 超音速旅客機が復活しそうだ。
  • ブーム・スーパーソニック(Boom Supersonic)は、超音速旅客機Boom XB-1が76機を受注したと語った。
  • 具体的な金額および超音速飛行の妨げとなる規制への対応については明らかにしていない。

  • さらに12月5日、日本航空(JAL)はブーム・スーパーソニックとの資本業務提携を発表。
  • JALは1000万ドル(約11億円)を出資、事業者の観点からサポートを行う一方、20機分の優先発注権を獲得した。

超音速旅客機コンコルドが2003年に退役して以来、超音速旅客機の復活を示唆する話は何度かあった。

だが、ようやく現実となりそうだ。The Market Mogulは、ブーム・スーパーソニックのBoom XB-1が76機を受注したと伝えた。XB-1の乗客数は55人、コンコルドよりも静音性を高めている。同社はまた航空会社20社と交渉中と述べた。

同社は2018年末までにBoom XB-1の小型バージョンを使ったテストを行い、2025年までに運行開始を目指す。最高速度は2715キロを超え、ロンドン・ニューヨーク間を約3時間15分で結ぶことができる。

だが、まだ不明確なこともある。超音速飛行はアメリカ上空では違法、国際便の運行には制限が生まれる。また搭乗料金は数千ドルになると見られており、多くの旅行客にとって、すぐに手の届くものにはならない。Boom XB-1がこうした問題を解決できるのかどうかは今のところ不明だ。

世界初の超音速旅客機コンコルドは1969年に初飛行。飛行時間は半分になったが、衝撃波「ソニック・ブーム」が飛行経路の下で暮らす住民たちを悩ませ議論を引き起こした。

2000年7月、エール・フランスのコンコルドが離陸直後に事故を起こし、113人が死亡。この事故によって超音速旅客機の需要は減少し、コンコルドは2003年に退役した。


さらに12月5日、日本航空はブーム・スーパーソニック(社名:BOOM TECHNOLOGY,INC)との資本業務提携を発表。プレスリリースでは、「航空機による『移動時間の短縮』には大きな価値があり、その可能性に対するBOOMの挑戦をJALは定期航空運送事業者の観点からサポートし、その実現による顧客価値向上」を目指すとしている。

JALは1000万ドルを出資、事業者の観点から技術面、仕様面でのサポートを行い、プロモーションにも協力していく一方、20機分の優先発注権を獲得した。

※この記事は、11月20日に公開した記事を最新情報を追加して、更新しました。

[原文:Supersonic commercial flights may return soon

(翻訳:まいるす・ゑびす/編集:増田隆幸)

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