小売業のスタッフは、ブラックフライデーについて言いたいことが山ほどある。
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ブラックフライデー(感謝祭の翌日、11月第4金曜日)は、小売業にとって1年で最も忙しい日。最前線で働く多くのスタッフには、買い物客に言いたいことが山ほどある。
だが、忙しくて時間がないか、評判を落とすことを恐れて、言えないことも多い。
しかし、いくつかは議論を呼ぶ内容かもしれないが、買い物客にとって、あるいはスタッフにとって良い結果を招くものもある。
そこで、我々はブラックフライデーに仕事をする小売業のスタッフたちに、買い物客に言いたくても言えないことを聞いてみた。
名前を明かすことはできないが、建設的な意見もある。見てみよう。
価格はどの時間帯もほぼ同じ。
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「真夜中から並べば、数時間並ぶだけ、あるいは遅く来るよりも安く買えると考えているなら、それはバカげている」
そして商品はそれほど良いものでもない。
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「正直に言って、ディスカウント商品に良い物はない。ほとんどの場合、セールの電化製品は昨年のモデルか、古いモデル」
「時は金なり」と考えて。
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「行列に並ぶ時間を仕事に使えば、欲しいものを買うための稼ぎになる」
店舗スタッフは特別な値引きなどできない。
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「品切れのアイテムを強要したり、店舗スタッフは“特別な”値引きができると考えて、それを“自分に提供するように”と言わないで欲しい。我々にそんな権限はないから、すでに半額になっているコーヒーメーカーをさらに値引きするようなことはない」
家に帰ったら、買ったものは洗濯を。
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「あなたが買った服は、30人以上の人が着たかもしれない」
たくさん買わせようとする店のトリックにかからないで。
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「高級店では、スパークリングワインやミネラルウォーターでのもてなしに気をつけて。お店はあなたを少しでも長くお店に留め、お金を使わせようとする」
この時期にあなたにお金を使わせるためにお店が使うトリックは、ほかにもある。
「私が働いていた店では、本部は各店舗に対して、ほとんど不可能な高いセールス目標を課した。我々は、客が商品を買いそうになったら、客を試着室に“裸のまま留めて”、別の色の商品やアクセサリー、靴、宝石、ミネラルウォーターなどを次々と持っていくよう指示されていた。これはつまり、客にたくさん試着させ、“よくお似合いです”と何度も言い、たくさんお金を使わせるための作戦だ」
言っても仕方のないことを言わないで。
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「この色は気に入らないとか、なぜもっと商品を持ってこないのかとか、特別なものはないのとか、私に文句を言わないで。文字通り、私にはノー・コントロールなこと」
上品に、でないと損をする。
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「開店前のドアをバンバン叩く人が多い。もう十分混乱しているから、そうしても許されるだろうと思っている」
「もしあなたがドアを叩いたら、店員は皆、あなたを嫌うだろう。そして、もしちょっとした嫌がらせができるチャンスがあれば、やるだろう。支払いに“すごく時間がかかったり”、“ギフトラッピングがなくなりました”と言われるかもしれない」
「我々が提供していることは、どんなことでも良いものだ。誰も感謝祭の翌日には働きたくないのだから」
感謝祭の営業を再考すべき。
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「感謝祭の営業はやめよう。バカげてる」
[原文:Black Friday workers confess 9 things they'd love to tell shoppers but can't]
(翻訳/編集:増田隆幸)