ニューヨークの地下鉄は「非常事態」

2017年はニューヨークの地下鉄にとって非常に悪い年となった。いくつか例をあげよう。夏、故障して1時間近く止まり、乗客はエアコンも止まった蒸し暑い車内に閉じ込められた。車両火災で複数の路線が遅延し、9人が病院で手当を受けた。脱線事故がすでに2度あり、ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏はNY地下鉄は「非常事態」にあると述べた。

ニューヨーク市民にとって地下鉄が遅れるのは当たり前のことになっている

ニューヨーク地下鉄、そして地下鉄を運行しているメトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティはどうしてこのような状態になってしまったのか? ニューヨーク・タイムズが取り上げている

またニューヨーク・タイムズは、ニューヨークの公共交通(地下鉄、バス、鉄道など)が時間通りの運行されているのか、世界中の都市と比較した。

各都市の公共交通の遅延率グラフ

Mike Nudelman

ニューヨークの公共交通が時間通りに運行されている率はわずか65%、最悪の結果だ。

一方、香港、台北、シンガポール、そしてロサンゼルスはほぼ100%。アトランティックによると、香港は公共交通の資金繰りのために独創的なやり方を採用している。

香港MTR(Mass Transit Railway)は、本業以外に構内の小売業のテナント料などで利益をあげている。2016年、香港MTRの売上高は57億ドル(約6400億円)、うちテナント料などは13億ドルにのぼった。2015年、香港の地下鉄の運用コストは運賃の187%、世界で最も高かった。

[原文:New York City's subway is falling apart — here's how it compares to other cities around the world

(翻訳/編集:増田隆幸)

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