全てはアマゾンに勝つため? ウォルマートが秘密の研究所で驚きの食品を開発

ウォルマート

ウォルマートは、果物や野菜の開発を進めている。

Getty Images

  • ウォルマートは、1年を通じて甘いカンタロープ・メロンや長距離配送しても腐らないトマト、表面の皮が黄色いスイカを考案した。
  • 同社は秘密の研究所で、野菜や果物を種から育てている。
  • ウォルマートは、アマゾンが取り扱う食料品との差別化を図るため、さまざまな食品開発を進めている。

アメリカの小売り最大手ウォルマートは、アマゾンとの競争に勝つため、新しい果物や野菜を生み出している。

同社は「スイート・スパーク(Sweet Spark)」と呼ばれる1年を通じて甘いカンタロープ・メロンや、長距離配送しても腐らないトマト、「信じられないような」味がする表面の皮が黄色いスイカを考案したと、NPRのジュリア・デュウィット(Julia Dewitt)氏は報じた

こうした果物や野菜は、アーカンソー州ベントンビルにあるウォルマート本社の「秘密の」研究所で、種から育てられているとNPRは言う。

他にも、ウォルマートは誕生日ケーキの味がするオートミールや、「トロピクルス(Tropickles)」と名付けたフルーツポンチの味がするピクルスといった新しい食品の開発を進めている。

トロピクルス

Walmart.com

ウォルマートは、このトロピクルスを今年7月から同社のプライベートブランド「グレート・バリュー(Great Value)」商品の1つとして販売を開始。Walmart.comでの評価は、5つ星を付けている。

ある消費者は「かじってみると(食感もかりっとしていて良い)若干のしょっぱさを感じた後に、新鮮なきゅうりの味、フルーツの味が続いてくる。後味には上品な甘みが残る」と書いている。「スモークポークやハーブローストチキンに添えてもいいし、チキンサラダのクランベリーの代わりとしても使える」

ウォルマートはこうした新しい商品の試食を店頭で行っている。

「変わった見た目の果物や野菜は、初めは消費者に食べてもらうのが難しい」ウォルマートの調達担当、ビクター・バーレイジ(Victor Verlage)氏はNPRに語った。「だが、店頭で試食をすると気に入って、毎回購入するようになる。子どもが『お母さん、ぼくが大好きな黄色いスイカを買ってきて! 』と言うからだ」

食品開発は、ウォルマートがアメリカでナンバー1の食料品チェーンという地位を維持するための大きな戦略の一部だ。こうした取り組みによって、同社は今年137億ドルでホールフーズを買収したアマゾンなど、食料品を販売する競合他社との差別化を図ろうとしているのだと、NPRのデュウィット氏は指摘している。

[原文:Walmart is creating totally new kinds of food in a secret laboratory to compete with Amazon (WMT)

(翻訳/編集:山口佳美)

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