写真で見る、北朝鮮のこだわりがつまった建造物の数々

ピンク色の建物の前でポーズをとる金正恩氏

KCNA/Reuters

北朝鮮に対する国際社会の態度は揺れている。

11月20日、トランプ大統領は北朝鮮をテロ支援国家に再指定した

ナチスドイツやソ連といった過去の独裁制同様、北朝鮮ではそうした思想が建造物にも表れている。

その一方で、1950年代のアメリカを彷彿とさせるパステルカラーが好みのようだ。北朝鮮では、コンクリートの高層ビルも林立している。

謎多き国の建造物が語ることとは?

首都、平壌(ピョンヤン)に入るとき、最初に通るのが祖国統一三大憲章記念塔だ。2人の女性が統一された朝鮮半島を掲げている。

祖国統一三大憲章記念塔

Nick Bonner

次に見えてくるのが、党創立記念塔。

党創立記念塔

Nick Bonner

平壌の中心街で目を引くのは、柳京ホテルだ。105階建てのこの建物は、世界最大の廃墟と呼ばれることも。

柳京ホテル

Damir Sagolj/Reuters

街の反対側には、高さ約170メートルの主体思想塔がある。

主体思想塔

Damir Sagolj/Reuters

北朝鮮の最も印象的な(かつ威圧的な)建造物は、平壌の中心部に集中している。その1つである万景台学生少年宮殿には、母親の抱擁をイメージした2つの「腕」が。

万景台学生少年宮殿

Nick Bonner

金正恩氏が朝鮮人民軍を前に演説するこの会場も、平壌の中心部にある。

演説会場

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この国の多くの建造物は、その指導者である金日成氏と、その後継者である金正日氏を称えるために建設されている。

指導者を称えるモニュメント

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この2人の肖像画は、平壌のあらゆる場所に掲げられている。こちらは中心街を走る電車の駅。

駅に掲げられた肖像画

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もちろん、万寿台議事堂にも。

万寿台議事堂

Damir Sagolj/Reuters

しかし、北朝鮮では十分な電力が確保できないため、夜間は真っ暗になる。残りわずかな電力は、建国の父の肖像画を照らすために使われる。

夜間

Damir Sagolj/Reuters

こうした建物の建設は、多くの労働者の長時間労働によって支えられている。

建設現場

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その労働環境は劣悪、もしくは過酷だ。

労働環境

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祖国解放戦争勝利記念館は、朝鮮戦争での米軍への勝利を称えている。

祖国解放戦争勝利記念館

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平壌の中心部にある、ある建物には「偉大なる同士、金日成氏と金正日氏は、永遠にわたしたちとともにある」と書かれている。

2人の肖像画

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あからさまなプロパガンダを抜きにすれば、北朝鮮には多くの素晴らしい建造物がある。この地下鉄の駅は、世界で最も凝った装飾が施された建物の1つだ。

地下鉄の駅

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世界最大のスポーツ・アリーナ「綾羅島メーデースタジアム」もある。

綾羅島メーデースタジアム

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最大15万人を収容できるこの施設は、北朝鮮の歴史に敬意を示す大規模なマスゲームの会場として、毎年使用されている。

スタジアム内部

日々の生活は厳しいが、人々は紋繍(ムンス)遊泳場で楽しむことも。

紋繍遊泳場

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北朝鮮では科学も重要な役割を果たしている。例えば、原子の構造を模して作られた、科学技術殿堂は2015年にオープンした。

科学技術殿堂

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金正恩氏は、この施設が「科学技術を推進し、より豊かで力のある国づくりを前進させる」ことを望むと述べた。

施設内部

KCNA/Reuters

科学技術殿堂は、北朝鮮がグローバルなイノベーションのハブを目指す、未来科学者通りの一部だ。

未来科学者通り

KCNA/Reuters

一部のマンションには、ソーラーパネルも設置されている。

ソーラーパネル

Reuters

多くの建物が、大胆な色使いと工業的な雰囲気で目を引く。

赤いビル

Damir Sagolj/Reuters

しかし、元山(ウォンサン)の児童養護施設のような他の建物では、明るいパステルカラーがしばしば用いられている。

元山(ウォンサン)の児童養護施設

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2015年6月に完成したこの施設には青や黄といった明るい色が使われていて、コンクリートそのままの色が多い北朝鮮の風景の中では目立つ存在だ。

施設内部

KCNA/Reuters

だが、どんなに明るい建物があろうと、北朝鮮の街並みから分かるのは、この国の権力と武力に対するこだわりだ。

平壌市内の様子

Flickr/Gilad Rom

[原文:26 photos that show North Korea's obsession with weird, huge buildings]

(翻訳/編集:山口佳美)

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