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変化の目まぐるしい世界の中で、イギリス王室は数少ない変わらぬものの1つだ。
女王エリザベス2世はもちろん、その子どもや孫のファッションやスキャンダルを含む動向は、世界の注目を集めてきた。王室の歩みを振り返ることは、我々の時代を振り返ることだと言っても過言ではない。
今週27日(現地時間)には、ヘンリー王子の婚約も大々的に報じられた。
1950年以降、それぞれの年に撮影された写真とともに、イギリス王室のこれまでを振り返ってみよう。
※各項目の頭に記した西暦は、写真が撮影された時点のもので、テキストの内容とは必ずしも一致しません。
1950年:エリザベス王女(現在の女王エリザベス2世)は、その父ジョージ6世の後を継ぐであろう若いプリンセスだった。
左からマーガレット王女(エリザベス2世の妹)、エリザベス王女(現在の女王エリザベス2世)、ジョージ6世、エリザベス王妃(エリザベス2世の母、後のエリザベス皇太后)(1950年11月13日、ロンドンにて)。
Associated Press
Source: Britroyals.com
1951年:エリザベス王女は1947年、ギリシャ王子およびデンマーク王子のフィリップ殿下と結婚。2人の間にはチャールズ皇太子とアン王女が生まれた。
左から、チャールズ皇太子、エリザベス王妃、マーガレット王女、フィリップ殿下、ジョージ6世、エリザベス王女、アン王女(1951年8月、スコットランドにて)。
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1952年:数年間にわたる闘病の末、1952年2月、ジョージ6世が死去。そのとき、エリザベス王女はケニアを公式訪問中だった。
チャールズ皇太子(左)、アン王女(右)と遊ぶエリザベス2世(スコットランドにあるバルモラル城にて)。
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Source: Britroyals.com
1953年:エリザベス2世はすぐに公務を引き継ぐものの、戴冠式は1953年6月2日まで行われなかった。
ウェストミンスター寺院で行われた戴冠式の後、バッキンガム宮殿のバルコニーから手を振る女王エリザベス2世とフィリップ殿下(エジンバラ公)。
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1954年:写真のロイヤルアスコットを含め、女王は精力的に公務に取り組んだ。
1954年6月18日、ロイヤルアスコットにて。一番左が、女王エリザベス2世。
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1955年:子どもの頃から、女王は馬に強い関心を持っていた。写真は両親が見守る中、ポニーと戯れるチャールズ皇太子とアン王女。
女王エリザベス2世とエジンバラ公が見守る中、ポニーをひくチャールズ皇太子とアン王女。
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Sources: Associated Press
1956年:即位から3年。バドミントン・ホーストライアルに参加する女王エリザベス2世。
グロスタシャーで開催されたバドミントン・ホーストライアルに参加する王室のメンバー。一番左が、女王エリザベス2世(1956年4月19日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1957年:中には、女王エリザベス2世とフィリップ殿下の子どもへの態度を冷たいと言う人もいた。
チャールズ皇太子の質問に答える女王エリザベス2世(1957年6月12日、ロンドンにて)。
Associated Press
Source: Associated Press
1958年:女王エリザベス2世とフィリップ殿下は、さまざまな国を公式訪問した。写真は、ボートから降り立ち、オランダのユリアナ女王の歓迎を受けた女王エリザベス2世。
1958年3月25日、オランダのユリアナ女王(左)の歓迎を受ける女王エリザベス2世(右)。
Associated Press
Source: Associated Press
1959年:カナダの公式訪問から戻った両親を出迎えるチャールズ皇太子(10歳)とアン王女(8歳)。
カナダへの長期訪問を終え、帰国した両親を空港で出迎えるチャールズ皇太子とアン王女。
Associated Press
Source: Associated Press
1960年:女王エリザベス2世は第3子、アンドリュー王子を2月に出産。
芝生にラグをひいて、くつろぐ一家。左からアン王女、フィリップ殿下、アンドリュー王子、女王エリザベス2世、チャールズ皇太子(1960年9月、スコットランドのバルモラル城にて)。
Associated Press
Source: Global News
1961年:彼らは実に多くのイベントに参加した。写真のように、農用車から競馬を観戦したことも。
クロスカントリーのイベントを農用車から観戦するイギリス王室の人々。左から2番目がフィリップ殿下とチャールズ皇太子、その隣にはマーガレット王女、エリザベス2世の姿も(1961年4月21日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1962年:アン王女が12歳の誕生日を迎える記念に撮影した家族写真。
左から、フィリップ殿下、アンドリュー王子、女王エリザベス2世、アン王女、チャールズ皇太子。
Associated Press
Source: Associated Press
1963年:がんの研究施設を訪れた女王エリザベス2世とフィリップ殿下。女王の父、ジョージ6世は喫煙による肺がんに苦しめられた。
ロンドンにある王立がん研究基金を訪れた、エリザベス2世とエジンバラ公。
Associated Press
Sources: Associated Press, UK Science Museum
1964年:女王の最後の子ども、エドワード王子は1964年に生まれた。
第4子となるエドワード王子を抱くエリザベス2世と、それを見守るアンドリュー王子(1964年6月12日)。
Associated Press
Source: Global News
1965年:エリザベス2世とフィリップ殿下、4人の子どもが写ったこの写真は、この年のイギリス王室のクリスマスカードに使われた。
生まれたばかりのエドワード王子と記念撮影のためにポーズする、アン王女、エリザベス2世、チャールズ皇太子、フィリップ殿下、アンドリュー王子。
Associated Press
Source: Associated Press
1966年:アイリッシュガーズ連隊の制服を着て、夫と息子とともに手を振るエリザベス2世。
アイリッシュガーズ連隊の鮮やかな赤色の制服を着た女王エリザベス2世と、ウェルシュガーズ連隊の制服を着たフィリップ殿下が、バッキンガム宮殿の前に集まった人々に向かって、手を振っている(1966年6月11日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1967年:1960年代を通じて、女王エリザベス2世はファッションで人々を驚かせた。写真はカナダを公式訪問した際のもの。このとき着用していたガウンも注目を集めた。
カナダのオタワにある空軍基地を発つ女王エリザベス2世とフィリップ殿下(1967年7月5日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1968年:ロンドンの駅に立つアンドリュー王子とエドワード王子。一緒にいるのは、2人の従兄弟にあたるマーガレット王女の2人の子どもたち。
ロンドンのリバプール・ストリート駅のプラットフォームに立つマーガレット王女。写真は、自身の2人の子どもと、女王の下の2人の子どもとともに、ノーフォークのサンドリンガム・ハウスから戻ったところ(1968年1月22日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1969年:この写真は、クリスマスの朝に、王室の子どもたちを集めて撮影されたもの。
1969年のクリスマスの朝、ウィンザー城で撮影された王室の子どもたちの写真。聖ジョージ礼拝堂での礼拝後に撮影された。右からアン王女、チャールズ皇太子と続き、エドワード王子、アンドリュー王子の姿も。
Associated Press
Source: Associated Press
1970年:エリザベス2世は女王に即位して以来、アメリカの13人の大統領を見てきた。
1970年、アメリカのリチャード・ニクソン大統領(右)とイギリスのエドワード・ヒース首相(左)とともに(バッキンガムシャーのチェッカーズにて)。
AP
Source: Associated Press
1971年:サンドリンガムにあるカントリー・ハウスで休暇を過ごすため、子どもたちとともに手を振る女王エリザベス2世。
年末年始の休暇をサンドリンガムで過ごすため、ロンドンのリバプール・ストリート駅を出発する女王エリザベス2世とアンドリュー王子、エドワード王子(1971年12月29日)。
Associated Pres
Source: Associated Press
1972年:公式の家族写真の撮影のため、ポーズをとる一家。この年、女王は46歳になった。
女王エリザベス2世とフィリップ殿下、チャールズ皇太子、アン王女、アンドリュー王子、エドワード王子(1972年11月20日、バッキンガム宮殿にて)。
Associated Press
Source: Associated Press
1973年:この時点でエリザベス2世が女王に即位してから20年が経った。
アンドリュー王子(左)とその従兄弟を見守る女王エリザベス2世(1973年4月14日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1974年:アメリカを訪問した際、若き日のバーブラ・ストライサンドと話すチャールズ皇太子。
チャールズ皇太子にコーヒーを勧める、女優で歌手のバーブラ・ストライサンド(1974年3月19日、カリフォルニア州ロサンゼルスのワーナー・ブラザーズのスタジオにて)。
Associated Press
Source: Associated Press
1975年:コモンウェルスの1つ、バルバドスを訪問した女王エリザベス2世。
バルバドスのブリッジタウンにある国会議事堂の外で、多くの人から温かい歓迎を受ける女王エリザベス2世(1975年2月24日)。
AP
Source: Associated Press
1976年:2人の息子とともに、でこぼこ道をケーブルカーで移動する女王エリザベス2世。
女王エリザベス2世は歯を食いしばっているが、エドワード王子は特に気にしていない様子。後ろで笑っているのは、アンドリュー王子。
Associated Press
Source: Associated Press
1977年:この年、女王エリザベス2世は即位25年を祝った。
即位25年を祝う沿道の人々に手を振る、女王エリザベス2世とフィリップ殿下。
AP Photo/Rider
Source: The Chronicle
1978年:カナダの首相ピエール・トルドー氏と握手をする女王エリザベス2世。トルドー氏の息子ジャスティンは、現在のカナダの首相だ。
カナダのエドモントンで開催されたコモンウェルス・ゲームズの会場で、カナダの首相ピエール・トルドー氏と挨拶をする女王エリザベス2世(1978年8月4日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1979年:女王エリザベス2世とフィリップ殿下は、結婚32年をさまざまな場面で祝った。
女王エリザベス2世とエジンバラ公の結婚32年を祝う一家。写真はチャールズ皇太子、アンドリュー王子、エドワード王子と、アン王女とその息子。
Associated Press
Source: Associated Press
1980年:結婚前、チャールズ皇太子は新聞が言う「独身期間」を楽しんでいた。
当時32歳だったチャールズ皇太子はインドのブバネーシュワルを訪問、採れたてのココナッツ・ジュースを楽しんだ(1980年12月4日)。
Associated Press
Source: Time
1981年:チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式は、大々的に行われた。ロンドンの街では推定60万人が沿道に詰めかけ、全世界で7億5000万人がテレビ中継を見た。
1981年7月29日の結婚式当日に、バッキンガム宮殿のバルコニーに姿を現した2人。
AP
Sources: Global News, BBC
1982年:2人の第1子、ウィリアム王子はこの年の6月21日に、ロンドンのセントメアリー病院で生まれた。ウィリアム王子はチャールズ皇太子に次ぎ、王位継承順位第2位となった。
ロンドンのケンジントン宮殿で、両親に囲まれるウィリアム王子。
David Caulkin (Associated Press)
Source: Associated Press
1983年:この年までに、女王エリザベス2世とフィリップ殿下の子どもたちは、結婚したり、大学へ進学したり、軍に入隊した。
1983年9月23日、ウィンザーにて。
Associated Press
Source: Associated Press
1984年:ヘンリー王子はこの年の9月15日に生まれた。
生まれたばかりのヘンリー王子を抱いてセントメアリー病院を後にするダイアナ妃とチャールズ皇太子。
Associated Press
Source: Associated Press
1985年:結婚当初から不仲がささやかれた2人だったが、子どもたちと一緒にいる姿はしばしば写真に撮られた。
3歳になったウィリアム王子は、両親に連れられ、ロンドンのノッティングヒルにある私立の幼稚園に向かった(1985年9月24日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1986年:この年、女王エリザベス2世の息子アンドリュー王子は、サラ・ファーガソン氏と結婚(その後、ヨーク公爵夫人となる)。
ロンドンのウェストミンスター寺院で結婚式を挙げた後、バッキンガム宮殿のバルコニーでキスをする2人(1986年7月23日)。
Dave Caulkin (Associated Press)
Source: BBC
1987年:チャールズ皇太子、ダイアナ妃、2人の王子は、スペイン王室の一家と休暇をともに過ごした。
スペイン国王フアン・カルロス1世と手をつなぎ、母親のダイアナ妃を見つめているのはヘンリー王子だ。現在のスペイン国王フェリペ6世の姿もある(スペインのパルマ・デ・マヨルカにあるマリベント宮殿にて)。
Associated Press
Source: Associated Press
1988年:バッキンガム宮殿のバルコニーで、舌を出してみせるヘンリー王子とそれを見とがめるダイアナ妃。
ロンドンのバッキンガム宮殿のバルコニーで、カメラに向かって舌を出してみせるヘンリー王子(1988年6月11日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1989年:チャールズ皇太子とダイアナ妃は、若くスタイリッシュな家族として、しばしばニュースに取り上げられた。
チャールズ皇太子とダイアナ妃と2人の息子。ヘンリー王子(左)とウィリアム王子(右)も、自転車に乗り始めた(1989年6月1日)。
Associated Press
Source: Associated Press
1990年:バッキンガム宮殿のバルコニーで撮影された1枚。この後、イギリス王室には、暗いニュースが続く。
左から、女王エリザベス2世、フィリップ殿下、チャールズ皇太子、ダイアナ妃、ウィリアム王子とヘンリー王子ら。
AP Photo
Source: Associated Press
1991年:ダイアナ妃は、子どもにとってやさしい母親として知られていた。写真は、ウィリアム王子とウィンブルドンを観戦するダイアナ妃。
初めてウィンブルドンを観戦したウィリアム王子(当時9歳)に何かを説明するダイアナ妃(1991年7月6日)。
Dave Caulkin (Associated Press)
Source: Associated Press
1992年:女王はたびたび1992年を自身にとって「ひどい1年」だったと語っている。この年、2人の子どもが伴侶と別れ、ウィンザー城は火災に見舞われた。
スコットランドの教会で執り行われたアン王女とティム・ローレンス氏の結婚式を後にする、フィリップ殿下、チャールズ皇太子、女王エリザベス2世、エリザベス皇太后。
Associated Press
Source: The Guardian
1993年:1990年代の初め、ダイアナ妃はカメラマンたちにしばしば追い回されていた。写真はこの年の休暇の様子を捉えたもの。
ウィリアム王子にシュノーケルを渡すダイアナ妃。足元ではヘンリー王子が遊んでいる。
Richard Drew (Associated Press)
Source: Associated Press
1994年:曾祖母であるエリザベス皇太后の94歳の誕生日を祝うウィリアム王子。
エリザベス皇太后の94回目の誕生日を祝うウィリアム王子(1994年8月4日、ロンドンのクラレンス・ハウスにて)。
Associated Press
Source: Associated Press
1995年:この年までにチャールズ皇太子とダイアナ妃は別居。だが、公式行事にはそろって出席していた。
ロンドンで開催された対日戦勝記念の退役軍人によるパレードを見るダイアナ妃、ヘンリー王子、ウィリアム王子、チャールズ皇太子。
Alastair Grant (Associated Press)
Source: Associated Press
1996年:チャールズ皇太子とダイアナ妃はこの年に離婚。イギリス王室に対するメディアの関心は、さらに高まる。
支援団体ナショナル・エイズ・トラストのパトロンとして、ロンドンにある医療機関モーティマー・マーケット・センターを訪れたダイアナ妃(1996年6月27日)。
Louisa Buller (Associated Press)
Source: History.com
1997年:だが、最悪の悲劇は1997年8月31日に起きた。ダイアナ妃はフランスのパリで、自動車事故のため亡くなった。葬儀までの数日間、王室は全てのメディアから距離を置いた。
1997年9月6日に撮影されたこの写真は、葬儀の後、ロンドンのウェストミンスター寺院の前で、ダイアナ妃の元夫であるチャールズ皇太子と2人の息子の姿を捉えた。
Joel Robine (Associated Press)
Source: Associated Press
1998年:ダイアナ妃の死から数カ月が経っても、王室はその悲しみを引きずっていた。
AP Photo/Louise Bullar
Source: Associated Press
1999年:スイスのスキーリゾートを訪れたチャールズ皇太子とヘンリー王子の写真が、ニュースで取り上げられた。チャールズ皇太子は、スキーでは息子に負けたと語った。
チャールズ皇太子(左)とその息子ヘンリー王子(右)。スイスのスキーリゾート、クロスタースでは、親子でリフトに乗る姿が見られた(1999年1月5日)。
Associated Press
Sources: Associated Press, BBC
2000年:新しい世紀に入り、王室にも変化の兆しが。エリザベス皇太后も100歳の誕生日を迎えた。
エリザベス皇太后とマーガレット王女。
Alban Donohoe (Associated Press)
Source: Associated Press
2001年:ウィリアム王子が、セント・アンドリューズ大学へ進学。ここで現在の妻、キャサリン妃に出会った。
父親であるチャールズ皇太子とともに、スコットランドにあるセント・アンドリューズ大学に現れたウィリアム王子は、ジーンズにトレーナーを着ていた(2001年9月23日)。
Adam Butler (Associated Press)
Source: Cosmopolitan
2002年:女王エリザベス2世が即位50年を迎えたこの年、エリザベス皇太后が亡くなった。
Alastair Grant (Associated Press)
Source: Global News
2003年:フィリップ殿下、チャールズ皇太子、ウィリアム王子と記念撮影をする女王エリザベス2世。
2003年6月2日、ロンドンのクラレンス・ハウスにて。
Kirsty Wigglesworth (Associated Press)
Source: Associated Press
2004年:チャールズ皇太子と2人の息子が写ったこの写真は2004年、多くの雑誌に掲載された。
左から、ヘンリー王子、チャールズ皇太子、ウィリアム王子。
Mario Testino (Associated Press)
Source: Associated Press
2005年:ダイアナ妃の死から8年が経ったこの年、チャールズ皇太子は長年の不倫相手だったカミラ夫人と再婚。多くの批判にさらされた。
ウィンザーの聖ジョージ礼拝堂を後にするチャールズ皇太子とカミラ夫人(2005年4月9日)。
Alastair Grant (Associated Press)
Source: USA Today
2006年:ヘンリー王子は2005年、大学進学ではなく、軍へ入隊することを選んだ。写真は2006年の式典で、祖母である女王に笑顔を見せるヘンリー王子。
サンドハースト王立陸軍士官学校のパレードを視察する女王エリザベス2世に笑顔を返すヘンリー王子(右から2番目)。
Dylan Martinez (Associated Press)
Source: The Associated Press
2007年:女王エリザベス2世とフィリップ殿下はこの年、アメリカを訪問。バージニア州ジェームズタウンへのイギリス人入植400周年を祝うためだった。
写真は2007年5月7日、ホワイトハウスでブッシュ大統領とローラ夫人とともに、エンターテインメントを楽しむ女王エリザベス2世とフィリップ殿下。
Evan Vucci (Associated Press)
2008年:ヘンリー王子は訓練を終え、この年までにアフガニスタンでの任務を経験。
アフガニスタンでの任務を終え、帰国したヘンリー王子を手伝うウィリアム王子(中央)と、それを見守るチャールズ皇太子(左)。
Lifters Pitarakis (Associated Press)
Source: BBC
2009年:2人の王子は数年にわたり、数多くの軍の活動に携わった。イギリス軍の最高司令官でもある女王は、しばしばイベントを開催し、兵士らに感謝の意を示している。
ショーベリー空軍基地で写真撮影に応じるウィリアム王子とヘンリー王子(2009年6月18日)。
Associated Press
Source: Associated Press
2010年:ウィリアム王子はこの年、大学時代の恋人ケイト・ミドルトン氏(現在のキャサリン妃)との婚約を正式発表。
2010年11月16日、ロンドンのセント・ジェームズ宮殿でメディアの写真取材に臨むウィリアム王子とその婚約者ケイト・ミドルトン氏(現在のキャサリン妃)。
Chris Jackson/Getty
Sources: Cosmopolitan, Washington Post
2011年:ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚は、30年前のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚以上に、大きく報じられた。ロンドンでは2人の姿を見ようと、約100万人が沿道に詰めかけ、全世界で少なくとも1億6200万人がそのテレビ中継を見た。
ロンドンのウェストミンスター寺院で結婚式を挙げた後、バッキンガム宮殿へ馬車で向かうウィリアム王子とキャサリン妃(2011年4月29日)。
Getty/Julian Finney
Source: Associated Press, Sporting Intelligence
2012年:女王エリザベス2世はこの年、即位60年を迎えた。イギリス国内では、各地で祝賀行事が行われた。
北アイルランドのベルファストで、沿道に集まった人々に手を振る女王エリザベス2世とフィリップ殿下(2012年6月27日)。
Peter Morrison (Associated Press)
Source: The Telegraph
2013年:ウィリアム王子とキャサリン妃の第1子、ジョージ王子が2013年7月22日に生まれる。王位継承順位第3位に。
2013年7月23日、生まれたばかりのジョージ王子を抱いたキャサリン妃とウィリアム王子。
Lefteris Pitarakis (Associated Press)
Source: Associated Press
2014年:ウィリアム王子とキャサリン妃は、さまざまな公務にジョージ王子を連れて行った。
ニュージーランドのウェリントン国際空港に降り立つウィリアム王子と、ジョージ王子を抱いたキャサリン妃。
David Rowland (Associated Press)
Source: Associated Press
2015年:シャーロット王女が2015年5月2日に生まれる。この年、女王エリザベス2世は、その在位期間の長さでイギリス史上最長記録を更新した。
ロンドンのセントメアリー病院から出てきたウィリアム王子と、生まれたばかりのシャーロット王女を抱いたキャサリン妃(2015年5月2日)。
Associated Press
Source: Business Insider
2016年:女王は90歳になり、その誕生日を祝う人たちに向け、ツイッターで初めてメッセージを送った。「多くの善意のデジタル・メッセージを非常にありがたく受け取りました。その思いやりに感謝します。エリザベス R」
女王エリザベス2世の生誕90年の記念切手用の写真撮影のため、ポーズをとるチャールズ皇太子、女王エリザベス2世、ジョージ王子、ウィリアム王子。
Ranald Mackechnie/Royal Mail/Getty Images
Source: LA Times, Twitter
2017年:女王エリザベス2世は即位から65年が経ち、4月には91歳の誕生日を祝った。
女王の公式誕生祝賀式典「軍旗分列行進式(Trooping the Colour)」の後、バッキンガム宮殿のバルコニーに集まった女王エリザベス2世、フィリップ殿下、ヘンリー王子、キャサリン妃、ジョージ王子、シャーロット王女、ウィリアム王子。
Kirsty Wigglesworth (Associated Press)
Source: The Guardian
[原文:What the British royal family looked like the year you were born]
(翻訳/編集:山口佳美)