強烈にインスタグラマーを意識「Mate 10 Pro」「Mate 10 lite」登場、iPhone Xばかり使ってる場合じゃない

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ファーウェイは11月28日、大画面スマホ「Mate 10」シリーズの日本国内投入を発表。予約を即日開始した。最上位モデルで、ライカと共同開発のダブルレンズカメラを搭載した「Mate 10 Pro」が予想実売価格8万9800円で12月1日に発売、エントリーモデルでデュアルレンズカメラ搭載の「Mate 10 lite」は4万2800円で12月8日から販売される。

Mate 10 Proはファーウェイの最上位チップセットでAI処理支援機能を特徴とする半導体チップ「Kirin 970」による高速な動作が特徴だ。AI処理支援は、写真の高画質化に広く使われていて、発表会ではプロフォトグラファー久高将也氏が登壇するカメラ性能解説まで含めて、「カメラの知識なくパッと撮るだけで美しく撮れる」というカメラ性能の高さをアピールする内容を押し出した。

発表会にはフリーアナウンサーの青木裕子さんとモデルでタレントのマギーさんも登場。インスタグラムで100万フォロワーを持つインフルエンサーでもあるマギーさんは、「インカメラでこんなに綺麗に撮れるのが衝撃」とインスタグラマー視点でインカメラ画質を評価。自身のインスタへのこだわりについて突っ込んだコメントもしていた。

描写力がさらに高まったライカレンズカメラ搭載「Mate 10 Pro」

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ファーウェイ「P9」から始まったライカと共同開発のダブルレンズカメラは世代を重ね、開放値F1.6という非常に明るいレンズに。夜景や暗所撮影にさらに強くなった。Kirin 970に搭載されるAI処理支援「NPU」によって、被写体や撮影環境を判別して自動的に最適な撮影パラメーター設定に調整することができる。これは画像認識技術などによるもので、AIの学習用に1億枚の写真を読み込ませているという。カメラ機能の賢さは、登壇したプロフォトグラファー久高将也氏が手持ち実写した写真を使って解説した。

また、電話番号の違う2枚のSIMカードで4Gでの待ち受けや通信ができる、デュアルVoLte対応のデュアルSIMデュアルスタンバイ(いわゆるDSDS)に対応する。格安SIMを使う人にとっては、データSIMと通話SIMを柔軟に使い分けられる点でトップクラスの性能と使い勝手を持つ1台になる。

ディスプレイはiPhone XやGalaxy S8など高級モデルに採用される人気のOLED(有機EL)で、タテヨコ比は今年のトレンドである18:9のワイドスクリーン。解像度は2160×1080ドットと高精細だ。

ヨドバシカメラやビックカメラといった量販店、アマゾンなどの販路のほか、格安スマホ(MVNO)業者の楽天モバイルやIIJmioなどなどでも取り扱う。

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プロフォトグラファー久高将也氏による実写解説。手持ち・撮りっぱなしのカットで、AI支援の有無による絵作りの違いを解説。AI支援がある左は、青空を美しく発色させながら、露出が空だけに引っ張られることなく道路の描写もしている。右では道路がほぼ暗く潰れている。

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一見すると右が良さそうにも見えるが、写真家として撮りたかったのは左側。あくまで被写体は海面ではなく夕焼け。夕暮れの赤みがかった空を強調しつつも、海面の波の描写は暗くしすぎないようにAIが調整している。

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こちらも撮影が難しい場所の作例。右はただ明るく撮れているだけで、美しく奥行きを表現するような、手前を暗めに、奥に光があるような構図をAIが作り出している。自身で一眼レフで撮るとしたら、左のような描写で表現するとのこと。

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F1.6という明るいレンズと光学手ぶれ補正のおかげで、照明が暗めのレストランでもバッチリとインスタ映えする食事が撮れている。シャッタースピードは「1/4とか1/8とか」だとのことで、通常なら手ぶれして不思議ではない状況。驚いたとコメントしていた。

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背面のデュアルカメラ。両方ともカラーセンサーのiPhone Xとは違い、ファーウェイは片方を2000万画素の高画素数モノクロセンサー、もう片方を1200万画素のカラーセンサーという独特の構成。

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インカメラはレンズの明るさはF2.0。センサーは800万画素。

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充電端子は流行のUSB type-C。4000mAhの大容量バッテリーは、30分で58%充電できる急速充電をサポート。iPhoneやGalaxy Note 8より高速に充電できるとアピールした。

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USB type-CでHDMI出力をすると、自動的にデスクトップモードに切り替わる。このモードでは、PCのような画面でマウスやキーボードを使える。また本体の液晶をタッチパッドとして使うこともできる。出張などで役立ちそうな機能だ。

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4万円、セルフィーでも背景ボケが楽しめる「Mate 10 lite」

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Pシリーズではおなじみのエントリーライン「lite」だが、Mateシリーズとしては初となる日本投入。非常に戦略的なモデルで、価格4万2800円ながら、アウトカメラに加えてインカメラもダブルレンズ化。セルフィー時も「背景ボケ」が楽しめるポートレートモードに対応する。ただし、レンズはライカレンズではなく通常のレンズだ。ディスプレイはエントリーモデルなだけにProのようなOLED搭載とはいかないが、高品位なIPS液晶で解像度はProと同じ2160×1080ドット、18:9のワイドスクリーンという点も同じだ。

販路はProと違い格安SIM業者への展開はなく、ヨドバシカメラやビックカメラといった量販店、アマゾンなどのECサイトのみとなる。

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注目のデュアルレンズのインカメラ。


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もちろん背面のメインカメラもデュアルレンズ。形が似ている、一世代前のMate 9と並べると、微妙な違いがわかる。横幅はMate 10 liteのほうが少し小さく、レンズまわりの大きさも異なっている。


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ポートレートモードでの背景ボケを試した。こちらはインカメラ。しっかりと背景ボケ表現をしている。


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こちらが通常どおりの背面メインカメラでのポートレートモード。ごく自然な背景ボケ。インカメラの背景ボケ表現は自撮りやインスタ投稿などで多いに役立つはず。


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充電端子は最近では珍しく、micro USB。


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(文、撮影・伊藤有)

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