次のiPhoneは折りたためる?
Justin Sullivan/Getty
近い将来、アップルから折りたためるiPhoneが出るかもしれない。
同社は「デバイスを折りたたむことを可能とする柔軟に曲がる部品」を備えたデバイスの特許を出願した。
テック系ニュースサイト「ザ・ネクスト・ウェブ(The Next Web)」など複数のメディアが伝えた。
併せて提出された図面から、あまり多くのことは分からない。書類には、このデバイスは電話、ノートパソコン、タブレット、時計、もしくはなんらかの携帯可能なデバイスになると記載されている。
書類の他の項目では、折り曲げ可能な部分は内側にも外側にも折り曲げることができ、本のように開いたり、ディスプレイの半分をスタンドのように使うこともできるとしている。
だが、まだ特許出願の段階だ。アップルが特許を取得できず、結局、折りたためるデバイスを製造しないかもしれない。
折りたためるディスプレイやデバイスは、長い間噂されてきた。レノボ(Lenovo)はすでに「フォリオ(Folio)」など、折りたためるデバイスをこの1年間でいくつか展示発表している。シャオミ(Xiaomi)も折り曲げられるタッチスクリーンを昨年公開した。マイクロソフトも1月、折りたたむと電話になるタブレットの特許を取得。また、長らく噂されているがサムスンも「ギャラクシー X(Galaxy X)」と呼ばれる折りたためるスマートフォンを開発中と伝えられている。他には10月、アップルがLGと折りたためるiPhoneを共同で開発しているという噂もあった。
折りたためるスマートフォンの需要があるかどうかは分からない。だが、スマートフォンのデザインがどれも似たり寄ったりになってきた現状に、大きな変化をもたらすことは間違いないだろう。そしてディスプレイが割れることを防ぐものなら何であれ、ユーザーは温かく受け入れるはずだ。
[原文:Apple might be creating a foldable phone]
(翻訳:Yuta Machida/編集:増田隆幸)