まだ間に合う? 30歳を過ぎてから、キャリアを変えて大成功した16人

ジェフ・ベゾス氏

ジェフ・ベゾス氏がアマゾンを立ち上げたのは、31歳のときのことだ。

Chip Somodevilla/Getty

どんなに自信のある人でも、現在のキャリアパスが「正しい」かどうか、不安を抱えているものだ。

だが、一部の成功者がそうであったように、最初から全てを分かっている必要はない。

大きな成功を収めた数多くの人々が、途中でキャリアを大幅に変えており、中にはかなり歳を重ねてから新たな世界に飛び込んだ人もいる。

キャリアパスを変更するのに、遅すぎることはない。これを証明する、16人の成功者を紹介しよう。

ジェフ・ベゾス氏は、コンピューターサイエンスでキャリアを築いていた。ウォール街のさまざまな金融機関で主要なポストを務めた後、31歳のときにアマゾンを立ち上げた。

ジェフ・ベゾス氏

David Ryder/Getty

「アメリカの料理の母」として知られるジュリア・チャイルド氏は、50歳で初めての料理本を出し、1961年からセレブ・シェフとして活動し始めるまで、広告、メディア、諜報機関で働いていた。

ジュリア・チャイルド氏

Jon Chase/AP

ジョン・グレン氏は、1962年に地球を周回した初めてのアメリカ人宇宙飛行士として有名だ。だが、その12年後、同氏は53歳でオハイオ州選出の上院議員となり、24年間にわたってその職を全うした。1998年には、スペースシャトル「ディスカバリー」で9日間の宇宙ミッションに参加している。

ジョン・グレン氏

NASA

マーサ・スチュワート氏は25歳で母親になるまで、フルタイムでモデル活動をしていた。ウォール街の証券会社で5年間働いた後、同氏は料理への愛とプレゼン能力の高さをいかして、現在の「マーサ・スチュワート・リビング・オムニメディア」を立ち上げた。

マーサ・スチュワート氏

AP

マイケル・ブルームバーグ氏は2002年、59歳でブルームバーグL.P.のCEOを辞め、ニューヨーク市の市長になった。12年間にわたって市長を務めた後、現在は再びブルームバーグのCEOに就いている。

マイケル・ブルームバーグ氏

Andrew Burton/Getty Images

ヴェラ・ウォン氏は、40歳でファッション業界に入るまでは、フィギュアスケーターやジャーナリストとして活躍していた。現在、同氏は世界で最も有名な女性デザイナーの1人だ。

ヴェラ・ウォン氏

Photo by Charles Sykes/Invision/AP

「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソン氏は、そのキャリアを1度ならず2度変えている。「スポーツ・エンタメ界で最もシビれる男」になる前、同氏はカナディアン・フットボールリーグのカルガリー・スタンピーダーズでラインバッカーの控え選手だった。1996年、24歳でフットボールを捨て、ワールド・レスリング・フェデレーション(WWF)に飛び込むと、同氏は一気にスターダムに駆け上がり、2000年代の初めにはテレビや映画出演が相次いだ。

ドウェイン・ジョンソン氏

AP

69歳で第40代アメリカ大統領に就任したロナルド・レーガン氏は、かつてハリウッドで期待の若手俳優だった。

ロナルド・レーガン氏

AP

下着ブランド「スパンクス」の創業者でビリオネアのサラ・ブレイクリー氏は、2000年に同社の成功の兆しが見え始めるまでの20代の7年間を、オフィス用品の営業職として過ごした。同氏が営業の仕事を辞めたのは30歳のとき、自身の会社の経営に専念するためだった。

サラ・ブレイクリー氏

Astrid Stawiarz/Getty Images for The Belly Art Project

アーノルド・シュワルツェネッガー氏も、2度のキャリア変更を経験している。20代でボディービルダーの世界チャンピオンから30代で人気俳優へ、2003年には56歳でカリフォルニア州知事に就任した。

アーノルド・シュワルツェネッガー氏

Getty Images

「カーネル・サンダース」の名で知られるハーランド・サンダース氏は1952年、62歳でケンタッキーフライドチキンをフランチャイズ展開。その12年後に、同社を売却した。オリジナル・レシピにたどり着くまでに、同氏は法律関係の仕事や、ガソリンスタンドのスタッフ、鉄道スタッフなど、さまざまな職を経験した。

カーネル・サンダース

AP Photo

30代でバズフィードやハフィントンポストといった新興メディアを立ち上げるまで、ジョナ・ペレッティ氏はコンピューター・サイエンスの教師として、中学生にマイクロソフト・オフィスの使い方を教えていた。

ジョナ・ペレッティ氏

Business Insider

レイ・クロック氏は1954年、52歳でマクドナルドを買収するまで、ミルクシェイクの機械の営業をしていた。同氏はマクドナルドを世界最大のファストフード・チェーンに育て上げた。

レイ・クロック氏

AP Photo

アメリカの国民的な画家「グランマ・モーゼス」の名で知られるアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス氏が、本格的な画家としてのキャリアをスタートさせたのは、78歳のとき。2006年には、同氏の作品は120万ドルの値をつけた。創作活動を始める前は、家事や農作業に従事していた。

グランマ・モーゼス

Arthur Z. Brooks/AP

森泰吉郎氏は51歳で現在の森ビルを創業、学者から不動産投資家になった。1992年には、その優れた手腕により、総資産130億ドルで世界長者番付の1位となった。

森泰吉郎氏

Katsumi Kasahara/AP

1969年、ドナルド・フィッシャー氏が40歳で、その妻ドリス氏と最初のギャップ(GAP)をサンフランシスコにオープンさせたとき、同氏には小売業界での経験は全くなかった。ギャップの人気は急速に高まり、現在、同社は世界最大のアパレルチェーンの1つだ。

ドナルド・フィッシャー氏

San Francisco Museum of Modern Art/YouTube

[原文:19 highly successful people who changed careers after age 30

(翻訳/編集:山口佳美)

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