Hey
遠距離恋愛を経験した人は、数週間もしくは数カ月間、パートナーに一度も触れられないことの辛さを知っている。
テクノロジーは様々な分野で発達しているが、ビデオチャットは決して楽ではないし、格安航空券を見つけるアプリは物足りない。遠距離でも触れ合えることが一番の理想だ。
その問題を解決するため、オランダのIT企業House of Hapticsは「Hey bracelet」を開発した。遠距離でも触れ合うことができるというウェアラブル端末だ。「Hey bracelet」は手首に身に着け、振動ではなく「優しく触れられる」感覚を再現する。『Kickstarter』で1カ月ほど前から発売しているが、一般購入はまだできない。目標額はまだ達成していないが、完成品は以下の通りだ。
『Kickstarter』でのキャンペーンはあと26日を残しているが(2月26日時点)、目標額の13万2026ドル(約1500万円)のうち9万4000ドル(約1069万円)以上を達成している。
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約79ドル(約9000円)を預ければ、ブレスレットパッケージを手に入れることができる。この価格は小売価格の約40%引きだ。最終的には約127ドル(約1万4000円)で販売されるという。 遠距離カップルのためのイノベーション。しかし、あくまで他の『Kickstarter』プロジェクトと同じように、投資は自己責任で。
色は「白」と「黒」の2色。『Kickstarter』での支持者が目標の2000人に達すれば赤、青、緑を追加する予定。
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セットで注文すると、ブレスレット2個(自分用に1つとパートナー用に1つ)と各ブレスレットの充電ケーブルが届く。
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相手に「タッチ」を送信すると、自分のスマホのHeyアプリにも送信され、その後パートナーのアプリとブレスレットに転送される仕組み。
Hey
AndroidとiOSの両方で利用できるようになる予定。
「タッチ」を送るには、ブレスレットの2カ所を押さなければならない。間違って「タッチ」を送信しないようにするためだ。
ブレスレットは約30分の充電で3週間はもつ。防水性能付きなので、濡れても心配はいらない。
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「タッチ」からはスマホのバイブレーションのような振動は感じない。「触覚技術」によって、iPhoneの感圧タッチ機能のような感触の良いフィードバックがリアルタイムで得られるのだ。
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Heyメッセージは「親密でプライベート感がある」。メッセージを受け取ったことに気付けるのは自分だけ。パートナーと好きな番組を見ている間、就職面接の前、大事な試験の前などに。
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2016年初旬に試作品が作られ、2017年2月に『Kickstarter』で発売開始。2017年8月までにブレスレットが出荷される見通しだ。
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source:Hey[原文:This high-tech bracelet will let you touch your long-distance partner from afar]
(翻訳:梅本了平)