アップルのチーフ・デザイン・オフィサー、ジョナサン・アイブ氏。
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ここ数年、一部の声高なアップルファンは同社の最も古い製品ラインについての問題点を指摘してきた。そう、マックについてだ。
例えば、新しいMacBookについては以下のような内容だ。
- MacBook Proのタッチバーは、高価なおもちゃ。
- キーボードは壊れやすい、タッチも良くない。
- USB-Cを実際に使うには、さまざまな変換アダプターが必要。
- 同価格帯のWindowsノートに比べるとパワーが足りない。
- 洗練されたマグネット式の電源アダプタ「MagSafe」を廃止してしまった。
これはMacBook Proについての不満のほんの一部。グラフィックデザイナーのマイケル・ツァイ(Michael Tsai)氏はマックユーザーから出た多くの不満の声をまとめている。
マックユーザーに希望があるとしたら、アップルのチーフ・デザイン・オフィサーで、同社の重要人物であるジョナサン・アイブ氏が、ユーザーの不満は把握している、と語ったことだ。
「MacBookについての意見やフィードバックは間違いなく、すべて把握している」とアイブ氏はワシントンD.C.で開催されたイベントで語った。
「我々は意見やフィードバックを聞いている。そう、しっかり聞いている」
アップル関係者がユーザーの不満を把握していると発言したのは、今年2度めのこと。4月、同社幹部は「いくつかのモデルは、我々が製品を届けたいユーザーにマッチしていない」とジャーナリストに語った。この時のイベントではアップルは12月、プロユーザー向けに新しい、パワフルなiMacを発表する予定と述べた。
[原文:Apple's head designer Jony Ive says he 'hears' your MacBook criticism]
(翻訳/編集:増田隆幸)