人気爆発! 子猫の育成ゲームが、イーサリアムを混乱させている

バーチャル猫

Cryptokitties

  • ユーザーがバーチャルのネコを売買できるブロックチェーン技術を使ったゲーム「CryptoKitties(暗号子猫)」の人気が爆発している。
  • その影響で、仮想通貨イーサを活用したブロックチェーン、イーサリアムに負荷がかかっている。

仮想通貨の世界がこれ以上おかしな方向に進むことはないだろうと誰もがちょうど考え始めた頃に、「CryptoKitties(暗号子猫)」の登場だ。

かつて人々が熱狂したぬいぐるみのビーニーベイビーズ(Beanie Babies)やポケモンのようだと言われる、オンラインのネコ育成ゲーム「CryptoKitties」の人気が爆発している。イーサリアムのブロックチェーン技術を使ったこのゲームは、ビットコインのライバル通貨であるイーサを使って、子猫を育てたり、売買するというもの。アメリカのサンフランシスコとカナダのバンクーバーに拠点を持つAxiomZenという企業が開発した。

ビットコイン同様、このゲームの人気も爆発し、今では330万ドル(約3億7000万円)相当の取り引きが行われている。中には50イーサ以上の価格で掲載されている子猫もいる —— 筆者がこの記事を書いている時点での価格換算では、約2万2500ドル(約250万円)だ。これまでに2万匹以上のネコが売買された。

Etherscanのデータによると、「CryptoKitties」の人気が集中した影響で、イーサリアムのブロックチェーンの取引数は過去最高となり、一部の取り引きが保留されるなど、イーサリアムはパンク状態にある。

「未処理の取り引きが発生している」Brave New Coinのビットコイン・トレーダー兼ライターのジョシュ・オルツビッチ(Josh Olszwicz)氏は、ツイッターのダイレクトメッセージでBusiness Insiderに語った。

EtherGasInfo.comによると、イーサリアムのブロックチェーンのアクティビティーの10%以上が、このゲームによるものだ。

イーサリアムの取り引きの保留件数

イーサリアムの取り引きの保留件数(2015年7月30日~2017年12月4日)。急激に増えていることが分かる。

Ethereum Scan

「イーサリアムは有名な創設者によって、常に管理されている」暗号通貨のファンド・オブ・ファンズBit Bull Capitalの創業者ジョー・ディパスクエール(Joe DiPasquale)氏は言う。「取引速度は改善されると確信している」

その上で、同氏は「このゲームの成功には驚いている」と加えた。

イーサリアムのブロックチェーンは、デジタル通貨以外の用途で使用するための基盤の提供を想定して設計されている。スマートコントラクトを活用し、アフリカでの事業の成長を支援する4G Capitalや、クラウドファンディング・プラットフォームのWeiFundといった企業も、そのアプリケーションをイーサリアム上で稼動させている。

[原文:Ethereum's blockchain is jamming up because of a new game that lets people buy virtual cats]

(翻訳:まいるす・ゑびす/編集:山口佳美)

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