転職者の平均年収、IT関連が高騰 上位20のうちIT、企画が半数

転職の求人サービス「DODA」が12月5日、転職市場にまつわる平均年収の調査結果を公開した。

2016年9月〜2017年8月の1年間で、DODAエージェントサービスに登録した約29万人のデータによると、20〜59歳の正社員の平均年収は、418万円。金融分野が職種別・業種別ともにトップだが、上位20職種のうち、約半数をIT、企画が占めた。IT関連の職種は、転職求人倍率も10月時点で7.04倍と高く、DODAは「人材の採用ニーズは今後も高まる」と分析している。

ランキング表

DODAの調査によると、2017年の平均年収ランキングは職種別・業種別ともに、金融分野の仕事が1位で、全職種153職種のうち、1位が「投資銀行業務」、業種別では全93業種のうち、1位は「投信/投資顧問」だった。

職種別ランキングは上位20位中、半数が技術系(IT/通信)と企画/管理系の職種になった。技術系(IT/通信)では、「プロジェクトマネジャー」が4位、「ITコンサルタント」が14位、「IT戦略・システム企画」が15位と上位に入った。システム開発の企画立案などを担う人材の年収が高い傾向になった。ビックデータやAIの活用が期待され、データを分析し、仕事につなげる「データアナリスト・データサイエンティスト」も27位に入った。

IT関連は求人倍率も高騰し、転職求人倍率(DODA転職求人倍率レポート、10月時点)によると、「IT/通信」の業種が5.58倍、「技術系(IT/通信)」の職種が7.04倍と、全体平均の2.25倍を大きく上回り、人材のニーズが年収の高さにも結びついた。

DODAの大浦征也編集長は金融分野が上位を占める傾向について、「超低金利の現在、投資や資産運用への関心が高まり、投信投資顧問・投資銀行・運用などの金融分野では専門職のニーズが増加している」と解説し、ITに関しては金融分野のフィンテックにとどまらず、「IT投資は、あらゆる業職種でますます盛んになっている」と分析している。

求人倍率表

10月の業種別・職種別の転職求人倍率。

出典:DODA

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年齢別の平均年収

出典:DODA

年齢別の平均年収は、20代が346万円(男性は365万円、女性は319万円)、30代は455万円(男性は487万円、女性は386万円)40代は541万円(男性は587万円、女性は423万円)50代は661万円(男性は707万円、女性は445万円)。

年収分布は20〜30代が300万〜400万円未満、40代は400万〜500万円未満、50代は1000万円以上の割合がもっとも高かった。

(文:木許はるみ)

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