アマゾンとモトローラがAIアシスタント開発で提携、「Alexa」搭載スマートフォンの開発も視野に

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Amazon CEO ジェフ・ベゾス氏

David McNew/Getty Images

スペイン・バルセロナより ーー 。これから主流になると予想されているコンピューティングプラットフォーム「音声認識AIアシスタント」(voice-controlled AI assistants)をめぐってグーグルとアマゾンが激しい戦いを繰り広げている。

グーグルの「Google Assistant」、アマゾンの「Alexa」。両社とも自社のAIアシスタントが搭載されたデバイスを増やそうと奔走している。そんな熾烈な争いの真っ最中で、アマゾンとモトローラは26日日曜日(現地時間)提携を発表した。アマゾンは、AIアシスタント開発において強力なパートナーを手に入れたことになる。

バーチャルアシスタントは人間の声だけで、ユーザーが欲しい情報を見つけたり、カレンダーを確認したり、あるいはスマートホームデバイスを管理することができる。音声認識のバーチャルアシスタントはまだ開発初期段階だが、巨大市場に成長する可能性を秘めている。

これまでは両社とも、自社製品にのみAIアシスタントを組み込んできた。アマゾン の「Alexa」はAmazon Echo、「Google Assistant」はGoogle HomeとGoogle Pixelスマートフォンという具合。

しかし、最近になって外部のハードウェアメーカーが独自の端末開発に乗り出している。 グーグルとアマゾンも他のスマートフォンメーカーと提携しはじめた。

たとえば、グーグルは、Android 6.0以上が内蔵されているAndroidスマートフォンすべてで「Google Assistant」を利用可能にする。そして、Mobile World Congressに先立ち、スペインのバルセロナで行われた記者会見において、レノボ傘下のモトローラがアマゾンと提携、「Alexa」をモトローラスマートフォンに内蔵すると発表したのである。

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当初、モトローラとアマゾンの提携領域は「Moto Z」に限定されていた。(モトローラが昨年発売した)「Moto Z」は、スピーカーやカメラなどのハードウェアをユーザーが自由にカスタマイズできる「モジュラー型スマートフォン」。しかし、アマゾンはスマートフォンで「Alexa」が利用できる「Alexaモジュール」の開発を進めており、一方のモトローラは「Alexa」内蔵のスマートフォンを開発している最中。提携の範囲は大幅に拡張されつつある。

モトローラの関係者はBusiness Insiderに対し、これ以上のコメントを拒否、どのスマートフォンに「Alexa」が内蔵されるのかについては言及しなかった。

なお、「Alexa」がAndroidスマートフォンメーカーと提携するのはこれが初めてではない。Huawei(ファーウェイ、華為)は1月、スマートフォン「Mate9」 に 「Alexa」を内蔵すると発表している

アマゾンとモトローラの提携はグーグルの今後のビジネスにとっては大きな懸念材料となるだろう。モトローラは、グーグルがこれまで取引してきた世界最大規模のスマートフォンメーカーである。自動車やスマートウォッチ、冷蔵庫などへのAIアシスタントの搭載が進むにつれ、グーグルとアマゾンのシェア争いはますます激しくなる。

[原文:Amazon just recruited Motorola for its war with Google over the future of computing (AMZN, GOOG)

(翻訳:Satoru Sasozaki)

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