氷上、砂漠、川の中……世界のとんでもないスポーツ会場8つ

テニスコート

ヘリパッドの上でテニスをする2人(ドバイ)。

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象徴的なスポーツ会場といえば、サッカーのスペイン1部バルセロナのホーム「カンプ・ノウ」やオーストラリアの「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」、ニューヨークの「マディソン・スクエア・ガーデン」などを思い浮かべるファンも多いだろう。

ここでは、世界で最も素晴らしい会場の代わりに、地上約610メートルの高さにある場所から北極圏にある場所まで、スポーツをするには突飛で風変わり、ありえないような会場を紹介する。


一見、シラキュース大学とサンディエゴ州立大学のバスケットボールの試合に見えるかもしれない。

バスケットボールの試合

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だが、よく見ると、このゲームはアメリカの空母「ミッドウェイ」の上で行われている。現在はカリフォルニアで博物館として使われており、写真の右上には航空機が見える。

空母ミッドウェイ

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2012年の試合は「ミッドウェイの戦い(Battle on the Midway)」と呼ばれた。当時の大統領バラク・オバマ氏が観戦し、シラキュース・オレンジが62対49で勝利した。

ゲームの様子

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グリーンランドのウナマックにあるアイスゴルフのコースは、アメリカのオーガスタ・ナショナル・クラブやスコットランドのセント・アンドリュースの象徴的なグリーンとは遠くかけ離れている。ここでは、グリーンとすら呼ばれず、ホワイトと呼ばれている。

アイスゴルフのコース

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大事なのは、カラーボールを使うこと。赤や黄、緑でも良いが、白いボールは北極圏の景色に溶け込みがちだ。

カラーボールの前でスイング

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ウナマックで毎年開催される世界アイスゴルフ選手権は、1997年に始まった。氷上でプレーするため、毎年コースは変わる。当然ながら、いくつかのトーナメントは、悪天候のため中止になった。

ホワイトでプレーする男性

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アイスゴルフの後に身体を温めたいなら、アラブ首長国連邦(UAE)のラスアルハイマでビーチ・ラグビーはどうだろう?

ビーチラグビー

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地元クラブ「RAKラグビー」が青々とした草で覆われた現在の本拠地に移る前は、UAEコミュニティリーグの試合は、仮設の砂上の競技場でやらねばならなかった。写真は、RAKがドバイのチーム「ビーバー・ノマズ」と対戦しているところ。

ラグビーの試合

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この写真を見るまでは、ビーチ・ラグビーがとても楽しそうに見えたが、あらゆるところに砂が入り込むという痛々しい現実を思い知った。

砂まみれの選手

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ビーチ・ラグビーで熱い汗を流したら、川の中のサッカーで涼むのはどうだろう?

川の中のサッカー

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イギリスの村ボートン・オン・ザ・ウォーターでは毎年8月の最終月曜日(祝日)に、サッカーの大会を開催している。赤色のユニフォームを着た「Blowton Rovers」が、ウィンドラッシュ川で補欠チームと対戦。ご覧のとおり、多くの観客を引き付けている。。

試合を見守るたくさんの観客

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観戦してみたいと思った? だが、楽しいだけでは済まないかもしれない。写真の右の子どもたちを見てほしい……ずぶ濡れだ。

ずぶ濡れの観客

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そう、これはクリケットだ。この試合は、イングランド北部カンブリアにあるスレート鉱山の地下約610メートルで行われた。

クリケット

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2013年、イギリスのチーム「カルドベック(Caldbeck)」と「スレルケルド(Threlkeld)」は初めて、地下でクリケットの試合を行った。写真のとおり、網状のマットがピッチ(投球や打撃が行われる長方形の場所。グラウンドの中央に位置する)として使われた。

クリケットの試合

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両チームは、洪水被害を受けたスレルケルドのために寄付を募ろうと、この試合を開催。スレート鉱山で開催したため、その欠片もベイルというゲームの重要な用具として使われた。6オーバーを戦ってカルドベックが勝ち、トロフィーを受け取った。もちろん、トロフィーもスレート製だ。

ベイル

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深い鉱山を出たら、次はドバイの7つ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」の目まいがするほど高いヘリパッドへ。ここでテニスをしているのは、ロジャー・フェデラーとアンドレ・アガシだ。

ヘリパッドでテニスをするアガシとフェデラー

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高いところがダメな人は、見ないで!

ヘリポートの下をのぞき込む2人

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スクロールし続けて!

下をのぞき込む2人

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フェデラーとアガシが地上約210メートルの高さでラリーを楽しんだのは、2005年のことだ(ボールに向かってダイブするのは、お勧めできない)。

ラリー

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ドバイのヘリパッドで行われたスポーツは、テニスだけではない。年間王者にも輝いたプロゴルファー、ロリー・マキロイは2011年、アプローチやパットといったショートゲームを練習した。

ゴルフの練習

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スリルを求めるなら、モンスター級のスキージャンプ場に姿を変えたボストン・レッドソックスのホーム、フェンウェイ・パークで過ごすのはどうだろうか?

フェンウェイ・パーク

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レッドソックスの超特大ホームランを超える高さまで飛ぶ、フリースタイルスキーヤーのアンドリ・ラゲットリ。このスイスのティーンエイジャーは、2016年に開催された大会で、ビッグエアに出場。

ビッグエア

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ビッグエアの観戦が、雪の中でできる唯一の楽しみではない。スイスのサンモリッツ湖では、凍った湖面を疾走する競馬を見ることができる。

競馬

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競馬イベントは1907年から開催されている。だが、ここではポロもプレーできる。

ポロ

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馬に引かれてスキーで滑ることもできる。

馬に引かれてスキー

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[原文:8 of the world's most incredible sports venues]

(翻訳:本田直子/編集:山口佳美)

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