リコールされた「Galaxy Note 7」
George Frey/GettyImages
スペイン・バルセロナ発 —— サムスンは26日日曜日(現地時間)、「Galaxy Note 7」の世界的なリコール以来初となる公式記者会見で、この過去6カ月が同社にとってもっとも困難な時期であったと述べた。
同社のヨーロッパ本社CMO、デイビッド・ロウズ(David Lowes)氏は会見の冒頭で「まず、事態を振り返りたい」と切り出し、続いて、サムスンの商品テストの内容を紹介する映像を見せた。
「この6カ月は我社にとってもっとも困難な時期だったことは間違いない。わたしたちは自分たちに課した高いクオリティに達することができなかった」と同氏は語り、「この経験からわたしたちは多くを学んだ。消費者の信頼を取り戻すには、言葉ではなく、実際の行動で示さなければならないことも理解している」と強調した。
しかし、低姿勢で始まった記者会見は、サムスンの会見場の外に集まった国際環境NGO「グリーンピース」の活動家が、「Galaxy Note 7」の販売とリコールを非難する垂れ幕を広げようとしたため中断を余儀なくされた。
記者会見はグリーンピースが非難の垂れ幕を広げようとしたため中断を余儀なくされた。
Business Insider/James Cook
「Galaxy Note 7」は内臓バッテリーの欠陥により発火、爆発する事故のために全世界でリコールされ、少なくとも1人が病院で治療を受け、機内への持ち込みが全面禁止となった。
「原文:Samsung started its Barcelona press conference by talking about its exploding phones fiasco]
(翻訳:十河亜矢子)