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まだヨガにはまってる?
2017年にアメリカでトレンドとなったトレーニングは、マットを離れた。
ゆっくりと身体を曲げ伸ばしするストレッチで血流を良くする代わりに、今年最も人気を集めたトレーニングは、速くて激しい動きに重点を置くものが多かった。
Business Insiderでは、科学者もその効果を認めるトレーニングを、グーグル検索の表示回数に基いてランク付けした。
10位 体幹を鍛え、6つに割れた腹筋をつくる「腹斜筋トレーニング」
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引き締まった腹筋は、何百回ものクランチやシットアップで作られるものではない。それよりも、全てのコアマッスル —— 腹の外側の筋肉、腹斜筋を含む —— を鍛えなければならない。
ハーバード大学医学大学院は、 クランチよりも写真のようなプランクを勧めている。
8位 全身の引き締めに役立つ「内ももトレーニング」
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歩いたり座ったりといった日常の動作では足の内側の筋肉を使うことはないが、今回ランクインしたトレーニングのほぼ全てで、内ももを鍛えることが推奨されている。
7位 ピラティスとヨガが組み合わさった「PiYo(ピヨ)」
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ピラティスの強さとヨガの柔軟性を組み合わせたエクササイズ。比較的負荷が低いため、怪我をしている人にもできるトレーニングだ。ピラティスやヨガ同様、その人の状態に合わせて強度を変えることができるので、誰にとっても素晴らしいワークアウトになり得る。
6位 10分以内で汗をかき、効果が期待できる「HIIT(ヒート)」
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高強度インターバルトレーニング(High Intensity Interval Training:HIIT)は、腹筋(シットアップ)、ジャンピング・ジャック(両手足を開いてジャンプ)、プランクなどの運動を短時間に、全力で行う。30〜45秒動いたら一息ついて、すぐに次の運動に移る。トレーニング終了後(実質、7分ほどの短時間で済む)、身体全体でその効果を感じるはずだ。
5位 どこでもできるワン・ムーブ・ワークアウト「Burpee(バーピー)」
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Burpee(バーピー)は、単なるワークアウトの1種に過ぎないと思っていた? バーピーはシンプルだが、一連のトレーニング・ルーティン全体にも匹敵するきつさだ。
やり方を間違う人も多いので、注意しよう。
4位 自重を使ってより強く柔軟な身体をつくる「TRXトレーニング」
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今回ランクインした多くのトレーニング同様、TRX(Total-body Resistance Exercise)は、米海軍特殊部隊ネイビーシールズの関係者が開発した。全てのエクササイズに必要なのは、自身の身体の重みと、どんなに重いものでも取り付けられるサポート用サスペンションだけだ。
3位 代謝アップが期待できる「タバタ式トレーニング」
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立命館大学スポーツ健康科学部の田畑泉教授にちなんで名付けられた「タバタ式トレーニング」は、4分間のエクササイズで構成された「HIIT(ヒート)」式トレーニングだ。
2位 無重力状態で行うダンスやヨガのような「バンジーワークアウト」
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バンジーワークアウトにはさまざまな形があるが、アメリカで最も人気のあるレッスンは、天井に固定されたバンジー・コードにつながったまま、ダンス、ストレッチ、有酸素運動、筋トレを組み合わせて行うというもの。スクワットや腕立て伏せといったエクササイズよりは手軽そうだが、コードの固定箇所から遠ざかるほど、その負荷は大きくなる。
1位 シンプルだがきつい、クロスフィット・トレーニング「Murph(マーフ)」
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「Murph」は、現在のクロスフィット・トレーニングの中で最もきついワークアウト「WOD(ワッド:Workout Of the Day)」の1つ。2005年にアフガニスタンで戦死した米海軍特殊部隊ネイビーシールズのマイケル・P・マーフィ(Michael P. Murphy)氏にちなんで名付けられたこのトレーニングの方法は、懸垂100回、腕立て伏せ200回、スクワット300回を、2回の1.6キロメートル走の間に行うというものだ。
[原文:The 10 most popular workouts of 2017]
(翻訳:本田直子/編集:山口佳美)