新年会・忘年会の救世主「割り勘アプリ」、一番使いやすいアプリはどれか比較してみた

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12月も中旬に入り忘年会シーズン真っ只中といった感じですが、幹事にとって「会費の徴収」は面倒な仕事の1つですよね。

最近ではウェブ上でお金のやり取りができ、「割り勘」の際にも便利なアプリが増えています。中でも代表的なものとして挙げられるのは、「LINE Pay(ラインペイ)」「paymo(ペイモ)」「Kyash(キャッシュ)」の3つでしょう。

それぞれ異なった特徴を持つこの3つのアプリですが、「職場での忘年会」の会費徴収にもっとも向いているアプリはどれなのでしょうか? 実際に使って比較してみました。

1. 登録方法

アプリを使って参加費を集めるとなると、まず参加者にそのアプリを使ってもらうことが最初のハードルになります。参加者全員がそのアプリを使っているということは考えにくいので、なるべく手間なく使い始められるものがありがたいですよね。

そこでまずは、それぞれのアプリの登録方法を見ていきましょう。

●LINE Pay

LINEアプリ内の「LINE Pay」画面から利用を開始し、身分証と銀行口座(ネットバンキング)を登録。

●paymo

アプリをダウンロードし、電話番号、クレジットカード(VISA or mastercard)等を登録。

●Kyash

アプリをダウンロードし、電話番号、クレジットカード(VISA or mastercard)等を登録。

……Kyashとpaymoはほぼ同じような登録方法ですが、LINE PayはLINEのアプリ内に存在し、本人確認必須なのが特徴。さらに、クレジットカードではなく銀行口座と紐付け、LINE Pay内の口座にチャージするという形式も、他2つと異なる点です。

「職場の忘年会」というシチュエーションを考えると、職場の人とLINEで繋がっていない(もしくは繋がりたくない)、という人にとっては使用するハードルは高めと言えるかもしれません。

ただし、paymoは登録しなくても支払いが可能

アプリの登録方法について説明しましたが、実はpaymoの場合、「支払い」をするだけならアプリをダウンロードせずとも可能です。幹事が参加者の電話番号宛に支払い請求をすると、SMSで通知がいきます。

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SMSに記載されたリンクをクリックすると上記のページに飛び、「2.WEBでそのまま支払う場合」を選べばクレジットカードで支払うことが可能なのです。

2. 請求方法

では、続いて各アプリの請求方法を見ていきましょう。

●LINE Pay

LINE Payの画面もしくLINEグループのトークルームから請求依頼が可能です。請求相手を選ぶと、請求方法を「送金依頼」「割り勘」から選ぶことができます。割り勘の場合は自動で一人当たりの金額を計算してくれるので便利です。

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前提としてLINEで友達になっておく必要があるので、忘年会の前に自分(幹事)のLINE IDやQRコードを参加者に伝えておくとスムーズでしょう。

●paymo

まず、アプリから「友達に請求する」を選び、「友達リスト」から今回の請求相手を選んで宛先欄に入れます。QRコードで友達リストに追加することが可能なので、LINE Pay同様事前に自分のQRコードを参加者に共有しておきましょう。

ただし、前述の通り「電話番号」で請求することも可能なので、参加者の電話番号を事前に聞いておくという方法でもいいと思います。

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請求相手を選んだら、金額を入れます。ここに入れる金額は合計額ではなく一人当たりの金額なので、注意が必要。つまり、割り勘の計算は自分ですることになるので、その点は少し面倒かも。

また、金額を入れたらレシートをアプリ上にアップロードする必要があります。請求にレシートが必要なため、事前の会費徴収はできません。

●Kyash

アプリ上で相手を選んで請求依頼を送る方法と、「請求リンク」を作成して、そこから支払いをしてもらう方法があります。

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アプリ上から請求依頼を出す場合は、Paymoと同様に「相手を選ぶ」から請求相手を選択。金額を設定し、請求依頼をします。

Kyashには他2つのアプリと違って「友達リスト」のようなものはなく、KyashのIDかQRコードから送付先を選ぶことになります。参加人数が多いと、一人一人を検索して支払いをするのは面倒かもしれません。

そんな時は、「請求リンク」から支払いをしてもらうのが楽。いわゆる請求書のようなもので、金額分の請求リンクを作成し、メールなどで忘年会の参加者に送りましょう。

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受け取った側は、請求リンクのページから案内に従って支払いを行います。アプリにまだ登録してない人でも、このリンクからアプリをダウンロードすると、請求を受けた状態でKyashを使い始めることができます。

……LINE Payは割り勘金額を自動で計算してくれるという点が便利。ただ、忘年会は会費があらかじめ決まっているケースも多いので、割り勘計算をする必要がないということも多いかもしれません。

paymoのみ請求にレシートが必要なので、お店での支払い時は立て替えが前提となります。この点を不便と感じる人もいるかもしれませんね。

こちらから請求依頼をせず、相手からの支払いを待つのもあり

ここまで参加者への請求依頼の方法を見てきましたが、3つのアプリいずれも、請求依頼をしなくても、参加者から支払いをすることが可能です(paymoの場合はレシートが必要)。

なので、忘年会の前後にメールなどで参加者に支払い方法と支払い先(自分のアカウント等)を伝えておき、各参加者からの支払いを待つというのも、会費の徴収方法として考えられるでしょう。

ただし、支払い金額の間違いや、アプリ上で既に支払っている人・いない人を確認できない、などといったデメリットはありそうです。

3. 集めたお金を使う方法

無事忘年会が終わり、参加費もキャッシュレスに回収できました。そこで気になるのが、集めたお金を使う方法です。

●LINE Pay

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アプリ内の残高から、LINE Payカードで決済をすることができます。JCBのクレジットカードに対応しているお店であればネット・リアル店舗どちらでも決済可能です。また、LINE Payの残高は銀行口座に出金することができ、セブン銀行ATMでも出入金もできます。

ちなみにLINE Payで支払った際のポイント還元率は2%と結構高め。

●paymo

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自分の口座に現金として引き出すことができ、対応店舗でQRコード決済も可能です。Paymo内の「My残高」から自分の銀行口座に引き出す場合は、手数料200円がかかります。My残高は1年以内に引き出しもしくはQR支払いをしないと消滅する場合があるようなので要注意!

●Kyash

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アプリ内の「ウォレット」から支払いが可能。「Visa virtual Account」としてVISAのカード番号が付与されるので、VISA対応のお店やサービスであれば支払いが可能。今のところLINE Payのように物理カードはなく、リアル店舗での支払い方法は存在しません。

……paymoとLINE Payは現金化が可能。LINE Payはネット・リアルどちらでも決済可能ですが、Kyashはオンライン決済のみなので、ネットであまり買い物をしないという方にとっては使い辛いかもしれませんね。

忘年会でもっとも使いやすいのはpaymoか

「登録方法」「請求方法」「集めたお金を使う方法」という3つの観点から各アプリを見てきましたが、「職場の忘年会での会費徴収」というシチュエーションにおいては、アプリをダウンロードせず支払いが行えるpaymoが、もっとも使い勝手が良いのではないかと思いました。

とはいえ、職場の状況によっても変わってくるかとは思います。従業員の距離が近く、日頃からやり取りするLINEグループなどが存在する場合は、LINE Payの方が手っ取り早いかもしれません。「幹事側の手間」という視点だけで見れば、請求リンクを送るだけのKyashも捨てがたいです。そもそも、職場の中でユーザーの多いアプリがあるのであれば、それを使うのが良いでしょう。

いずれのアプリを使うにしても、参加者の協力が必要なことは間違いありません。事前の周知は、念入りに行っておくことをオススメします。

paymoの「招待コード」で300ポイントゲット可能!

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ダウンロードせずとも支払い可能な点がウリのpaymoですが、新規ユーザーにアプリをダウンロードしてもらい自分の招待コードを打ち込んでもらうと、300ポイントがゲットできます。ポイントはMy残高とは別で現金化はできませんが、paymo内の送金やQR決済で使用することが可能です。

大人数の飲み会で招待コードを参加者全員に入力してもらえば、paymoポイント長者になれるかもしれません。ただしがめつい人間だと思われる可能性も大いにあるので、その点は慎重にどうぞ…。

Screenshot: ライフハッカー[日本版]編集部 via LINE Pay , paymo , Kyash

Photo: ライフハッカー[日本版]

編集部Source: LINE Pay , paymo , Kyash

*修正しました(12/13 10:25) 「3. 集めたお金を使う方法」のLINE Payの説明にて一部誤りがございましたので、修正いたしました。

開發祐介

ライフハッカー[日本版]より転載(2017年12月12日公開の記事)

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