シンガポール国営ファンド、新宿のオフィスビル持分を買収 —— 日本で不動産投資を拡大

シンガポールの政府系投資ファンドのGICは、東京・新宿にある34階建てのオフィスビル「新宿マインズタワー」の持分約43%を625億円で取得する。

GICは今年2017年、東京ディズニーリゾートに隣接するホテルを日本の投資会社と共同で約1000億円で買収しており、今後さらに日本で不動産投資を拡大していく。

シンガポールの街並み

ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)として知られるシンガポールのGICは、1000億ドル(約11兆2700億円)以上の資産を運用。1981年の設立以降、シンガポールの外貨準備金を管理してきた。(写真はシンガポールの街並み)

REUTERS/Edgar Su

GICは12月19日、新宿マインズタワーの共有持分7分の3を大和証券オフィス投資法人より取得すると発表。譲渡後、大和証券オフィス投資法人は残りの7分の3を持ち、その他の国内の事業会社が残りを保有する。

「新宿マインズタワーは規模感があり、安定的な収益を生み出すアセットで、将来にわたり成長できる可能性を持ち合わせた物件だ」と、GICリアルエステート(GIC Real Estate)の最高投資責任者であるLee Kok Sun氏は発表文の中で述べている。新宿マインズタワーはJR新宿駅や複数の地下鉄へのアクセスが良く、近年再開発が進められている新宿駅南口に位置している。

新宿マインズタワー

新宿マインズタワー

大和証券オフィス投資法人

ソブリン・ウェルス・ファンド(Sovereign Wealth Fund=SWF)として知られるGICは、1000億ドル(約11兆2700億円)以上の資産を運用。1981年の設立以降、シンガポールの外貨準備金を管理してきた。

GICは今年9月に、日本のインヴィンシブル投資法人と共同で千葉県浦安市の「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」を約1000億円で買収すると発表したばかりで、市場では2018年以降も同ファンドによる国内の不動産への大型投資に期待が高まっている。

(文・佐藤茂)


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