南カリフォルニアから打ち上げられたスペースXのファルコン9ロケット。
Screenshot via Twitter/Ali Maadelat
12月22日(現地時間)の夜に打ち上げられたスペースXのファルコン9ロケットが、南カリフォルニアの夜空に不気味な光を描き出した。何が起きたのか分からず、困惑した人もいた。
地上から撮影された光をいくつか紹介しよう。
「一体なんだ?」
「きっと彗星だろう」
「みんな死ぬのか?」
スペースXのCEO、イーロン・マスク氏もTwitterユーザーが投稿した動画をシェアして、ジョーク交じりにツイートした。「北朝鮮からの核エイリアンUFOだ」。
ロサンゼルスの東、約55マイルにあるリバーサイド市では「空で何か爆発した」との通報を受けて、消防車が出動した。地元のニュースが伝えた。
ファルコン9ロケットは、カリフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地から、10基の低軌道衛星を搭載して打ち上げられた。衛星は衛星通信サービスを提供するイリジウム・コミュニケーションズの衛星ネットワークの一部となる。スペースXは、今年6月にも同様の打ち上げを行った。
翌23日早く、マスク氏は今月初めに宣言したことを証明する写真を公開。来年2018年に、自身の真っ赤な2008年製テスラ・ロードスターを火星軌道に打ち上げるという宣言だ。写真には、ファルコンヘビーロケットの内部に設置された真っ赤なロードスターが写っていた。
「新しいロケットのテストフライトは通常、シミュレーションのためにコンクリート製かスチール製のブロックを搭載する。それでは、まったく面白くない」
マスク氏はそう書いて、写真をインスタグラムに投稿した。
(翻訳/編集:増田隆幸)