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予想どおり『ローグ・ワン/スターウォーズストーリー(Rogue One:A Star Wars Story)』の北米の週末興行収入は、1億5500万ドル(約182億円)を記録するメガヒットとなった(Variety調べ)。
これは『スターウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars:The Force Awakens)』の2億4790万ドル(約290億円)に次いで、12月の公開第1週の週末興行成績としては第2位の数字だ。
2016年公開作品としては『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生(Batman vs Superman:Dawn of Justice)』の1億6600万ドル(約195億円)、『シビルウォー/キャプテン・アメリカ(Captain America:Civil War)』の1億7910万ドル(約210億円)に次ぐ第3位。そして通算の公開第1週の週末興行収入としては、2012年の『ハンガー・ゲーム(The Hunger Games)』の1億5200万ドル(約178億円)を抜いて歴代第12位にランクインした。
『スターウォーズ』シリーズ初のスピンオフ作品である『ローグ・ワン』は、木曜夜の公開スタート時に今年の最高記録にあたる2900万ドル(約34億円)で力強いスタートを切り、翌金曜日には7100万ドル(約83億円)を記録している。
土曜日には4625万ドル(約54億円)と前日より35%の減少となったが、これは週末に東海岸を襲った猛烈な寒波を考慮すると、映画館を訪れるファンの足が止まらなかったことを意味する。しかも、35%減という数字は、昨年の『フォースの覚醒』の42.7%減よりも良い数字だ。
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そして本作は対抗馬がほとんどいない状況で、リピーターや口コミにより、さらに収益を伸ばすに違いない。
競合作品では、ウィル・スミス(Will Smith)の『Collateral Beauty』が(全国公開作品としてはスミスのキャリアで最低)推定700万ドル(約8億1900万円)となり、またクリス・プラット(Chris Pratt)とジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)のSFラブストーリー『Passengers』が水曜日に公開予定だが、到底『ローグ・ワン』の敵ではない。クリスマスシーズンは2年連続で、ディズニー作品が映画館を席巻する見込みだ。
1年を通じてディズニー傘下の作品がヒットしている状況を考えると、2016年はディズニーの3作品が北米興行収入のトップを占めそうだ。
第1位は『ローグ・ワン』(ルーカスフィルム)、第2位は『ファインディング・ドリー(Finding Dory)』(ピクサー)、そして第3位は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(マーベル)だろう。
[原文:'Rogue One' has the second-best December opening weekend ever with $155 million]
(翻訳:十河亜矢子)