Getty Images
第89回アカデミー賞授賞式の司会を務めたジミー・キンメルは、12月にそのギャラを公開していた。
その額は、1万5000ドル(約170万円)。放送時間が数時間であることを考えると一見高いようだが、年間1300万〜1500万ドル(約14億7000万円〜16億9000万円)と推定されている彼の『Jimmy Kimmel Live!』のギャラからするとかなり安い。さらに、オスカーのような大注目イベントの司会のための準備にかかる時間や労力を考えても“破格”だ。
「公開していいかどうかわからないが、公開するなとも言われていない。責任は、何も言わなかった彼らにある」とキンメルは12月に語った。
受賞式の最後に『ラ・ラ・ランド』が作品賞を受賞したと、誤って発表されるハプニングがあった今、キンメルはこのギャラの安さに対して文句の1つも言いたくなるかもしれない。
「自分が受賞式を台なしにしてしまうだろうとわかっていました。本当に」
発表の誤りが訂正され、『ムーンライト』の関係者が受賞のために舞台に上がった後、キンメルは冗談交じりに言った。
キンメルが司会を務める深夜番組の放送局は、アカデミー賞受賞式を放送したのと同じABC。キンメルとABCの間では、あらかじめ、このようなイベントの司会を行うという契約が取り交わされていたのかもしれない。そう考えれば、アカデミー賞授賞式のギャラの安さも頷ける。
キンメルとABCとの契約は2019年に切れる。深夜番組からは卒業すると語っている。
(敬称略)
[原文:Jimmy Kimmel was paid a shockingly small amount to host the chaotic Oscars]
(翻訳者:にこぱん)