「ボーイング747-400」。ジャンボジェットの愛称で親しまれた。
United Airlines
2017年1月、ユナイテッド航空は「ボーイング747-400」の“引退”を発表した。
同社はアメリカの大手航空会社の中で、「ジャンボ」の愛称で知られる同機をまだ運行している数少ない会社。当初の予定より1年早い2017年末で運行をやめる。
747の後継機として「ボーイング777-300ER」を導入。「787ドリームライナー」「エアバスA350」同様、同社の長距離路線に投入する。
先日、ユナイテッド航空のCEOオスカー・ミュノツ(Oscar Munoz )氏はBusiness Insiderとの単独インタビューに応じた。
インタビューの中で、ミュノツ氏は「『空の女王』の愛称で親しまれた747型機の引退は、実務上の観点から決定したこと」と話す。
インタビューからの抜粋は以下の通り。
BI:「747-400」の“引退”を早めると発表されました。その背景を教えていただけますか?
ミュノツ氏:747はもう時代遅れのものになりつつあります。長い間、当社にとっては主力機でしたが、いよいよメンテナンスが難しくなってきました。特に部品問題。必要な部品がなかなか入手できないのです。現在は世界中にある古い機体から(部品を取り外して)調達している状況です」
BI:747の後継機は?
ミュノツ氏:その話題になるたびに、「ドリームライナーを見ましたか?」と答えています。2階建ての大きな機体ではないかもしれませんが、わたしたちが提供する新しいタイプのビジネスクラスにぴったりの機体です。サービスはさらに向上し、座席も快適になります。当社は新型機を導入し、次世代へ飛び立ちます」
[原文:United Airlines CEO explains why the Boeing 747 jumbo jet will soon go away(UAL, BA)]
(翻訳:十河亜矢子)