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2016年10月にリリースされたTouch Bar付きのAppleの最新ノートパソコン、MacBook ProはMacファンからそれほど温かい歓迎を受けていない。
Appleの長年のユーザーは、電源の不足、修理の難しさ、そして、何よりもAppleの最新スマートフォンとノートパソコンを持つ場合に、複数の充電器とアダプタを持ち歩かなければならないことを嘆いていた。
MacBook Pro(および薄いMac Book)は、ハイエンドのAndroid端末のようにUSB Type-Cコネクタを使用して充電する。iPhone 7は、電源とヘッドフォン用に独自のLightningポートを使用している。両方とも同じ充電器を使ったらよかったのではないだろうか?
Bloombergのマーク・グーマン(Mark Gurman)氏のレポートによると、Appleはまさにノートパソコンをそのように使用できるかどうか、試していたという。
Appleの最初のUSB Type-Cが搭載されたコンピュータであるMac Bookの初期のプロトタイプは、AppleのLightningポートを使って充電していた。メリットは明らかだ。ノートパソコンとスマートフォンで同じ充電器を持ち運ぶことができる。また、iPhoneはLightningヘッドフォンを使用するため、両方のデバイスで使える。
しかし、Appleは、ノートパソコンに関わる混沌とした開発サイクルの中で、その設計を放置した。
iPhone 7の充電ポート。 Appleはこの種のコネクタを使用して充電するノートパソコンをテストした。
Thomson Reuters
実際、Appleは2014年に発売されるはずのMacBookの2つのプロトタイプを開発したが、最終的に発売されたのは2016年だった。通常、Macチームはそのうちの1つが「出荷可能」となることを願って、いくつか異なる選択肢を提示することが求められている。
Appleのノートパソコンのラインナップから消えた他の機能には、指紋センサーと2つのUSBポート付きのMacBookやMacBook Proのゴールドバージョン(大きめのノートパソコンには明らかに似合わないのでなくなった)が含まれている。 この騒動の中、何名かのエンジニアがチームから離れることになった。2017年のMacに大きな改善を期待してはいけない。Bloombergは、Appleが既存のノートパソコンにスピードバンプと新しいチップをつけるだけだと予想している。
[原文:Apple tested a laptop that used the same charger as the iPhone (AAPL)]
(翻訳:梅本了平)