現在、すでに8つの言語の翻訳にニューラル機械翻訳技術が活用されている。
グーグルは「グーグル翻訳」の精度をさらに向上させるため、ニューラル機械翻訳ソフトウェア(GNMT)に対応する言語数を増やす。
このソフトウェアは、人の脳および神経系の構造に基づくコンピュータシステム「ディープニューラルネットワーク」を使用し、フレーズ単位ではなく文章全体を翻訳する。
同社は、ヒンズー語、ロシア語、ベトナム語の翻訳が、数週間以内に、GNMTで行われるようになると発表した。すでに8つの言語の翻訳にニューラル機械翻訳技術が活用されている。
「GNMTによって、グーグル翻訳は大きく進化する。文章の一部分ずつではなく、文章全体を翻訳する技術で、翻訳結果はより正確に、実際に人が話しているかのような自然な翻訳に近づく」と、グーグル翻訳の責任者バラク・ トゥロフスキー (Barak Turovsky)氏は述べた。
これらの変更はグーグル検索、グーグル翻訳およびグーグルアプリ全体に導入され、Chromeの自動ページ翻訳にも組み込まれる予定だ。
(翻訳:まいるす・ゑびす)