マーク・ザッカーバーグがハーバード大学の卒業式でスピーチを行う予定。
マーク・ザッカーバーグがハーバード大学の学位を受け取ることになりそうだ。32歳にして億万長者であり、FacebookのCEOである彼がいまさら授業を受けに戻るわけではない。2017年度の卒業式でスピーチをすることになったのだ。これはつまり名誉学位がザッカーバーグに授けられることを意味している。
ハーバード大学学長のドリュー・ファウスト(Drew Faust)は大学広報誌『Harvard Gazette』の中で、366回目の卒業式にザッカーバーグを招待することは簡単な決断だったと説明している。
「Facebookほどのスケール感で世界中の人々のコミュニケーションに影響を与えている企業は少ない」と彼女は説明する。
「テクノロジーの革新的な活用によって世界を変えようとするマーク・ザッカーバーグの意志、科学の発展への貢献、教育の促進、そして博愛主義に基づく人々への機会の提供において、その功績は他に類を見ない」(ドリュー)
ちょうど10年前には同じくハーバード大学をドロップアウトしたビル・ゲイツが卒業式でスピーチをした。ハーバード大学は、ザッカーバーグがゲイツにどんなことをスピーチで話したら良いのか、アドバイスを求めるシーンを含んだ動画をリリースした。
ザッカーバーグは2年生だった2004年にハーバード大学を中退、カリフォルニア州パロ・アルトへ居を移し、ソーシャルメディアの世界に飛び込んでいる。彼が立ち上げたFacebookは世界で最も価値が高く、パワフルで影響力のある企業の1つに成長した。
ザッカーバーグの卒業スピーチは5月25日に行われる予定。
(敬称略)
[原文:Mark Zuckerberg is finally going to get a degree from Harvard]
(翻訳:まいるす・ゑびす)