カジノと万博誘致に動く大阪で、星野リゾートがホテル建設を計画

外国人旅行客の数で過去最高を更新する大阪で、星野リゾートがホテルの建設を計画している。同社にとって、大阪でのホテル運営は初となる。

GettyImages-524444400

Carl Court/Getty

建設予定地は、大阪市が所有する浪速区のJR新今宮駅の北側に位置する約1万4000平方メートルの土地。「通天閣」や「あべのハルカス」にも近く関西空港へのアクセスも良いことから、ホテルの誘致を検討していた大阪市は、事業者の選定を進めていた。同市は3月8日、星野リゾートを事業者として決定した。同社の事業提案の価格は約18億円だった。

大阪府は2023年頃に日本初のカジノリゾートの開業を目指す一方、2025年に開催される万博の誘致にも積極的だ。今後のインバウンドのさらなる増加が期待されている。大阪を訪れた外国人観光客数は、2013年から4年連続で過去最高を更新している。大阪観光局の統計によると、2016年は約941万人で前年から31%増え、増加率では東京の13%を大幅に上回った。

大阪市が発表した資料によると、星野リゾートは600室を超える客室のほか、温浴施設・スパを備えた観光客をターゲットとしたホテルの建設を提案。同資料によると、2022年3月頃のグランドオープンを目指すという。

国内を中心に老舗施設の再生を行ったり、リゾートホテルや高級旅館を展開してきた星野リゾートは、海外展開も進めている。同社は1月、「星のや」ブランドで展開している宿泊施設をインドネシア・バリ島にオープンすると発表した。

カジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐっては、整備を促す推進法が2016年12月に成立し、政府は今年中をめどに実施法案(カジノ解禁に伴う規制などを定めた法案)を策定する方針だ。大阪府の松井一郎知事は、今年中にIR実施法ができれば2023年頃にはIRを部分的にオープンできると、BUSINESS INSIDER JAPANとのインタビューで明らかにしている。

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい