バルセロナが残り2分から3得点で劇的勝利! 欧州CL史上初の4点差逆転

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Reuters

サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は3月8日(現地時間)、各地で16強の第3戦を行い、バルセロナ(スペイン)がホームでパリ・サンジェルマン(フランス)を6-1で下し、2戦合計6-5で準々決勝に進出した。

敵地での第1戦で0-4と大敗していたFCバルセロナだが、立ち上がりの3分にルイス・スアレスが先制点を奪取。さらに、同40分のオウンゴールに加え、後半5分にはリオネル・メッシがPKを決め、2戦合計で1点差へと詰め寄った。後半17分にエディンソン・カバニのゴールを許したバルセロナだが、同43分と同46分にネイマールがPKを含む2得点。さらに同50分、セルジ・ロベルトが6点目を奪い、大逆転でのラウンド突破を果たした。

CL決勝トーナメントで4点差から逆転突破したチームは、バルセロナが史上初となる。

ネイマールのマン・オブ・ザ・マッチ(最優秀選手)に異を唱える者はいないだろう

毎年当然のように突破してきた1回戦だが、今季のバルセロナはパリでの第1戦を0-4と落としている。第1戦のスコア以上に周囲を心配させたのはその試合内容だった。欧州CLでクラブ史上最多タイの10本のシュートを枠内に許したのだ。(バルセロナが)PSGのゴールマウス(ゴールの枠内)に撃ったシュートはわずか1本。

バルセロナがチャンピオンズリーグで勝ち上がるには、今回の第2戦で4点差をひっくり返す必要がある。休養のため、今季で退任するルイス・エンリケ監督は「彼ら(PSG)がバルセロナ相手に4点取れるならこちらは6点取る」と強弁していたが、蓋を開けてみると第2戦は6-1と大勝、有言実行となった。4点差の逆転は、欧州CLにおいて、いまだかつてどのクラブも成し遂げたことがなかった偉業だ。

ピッチの上では、ネイマールの活躍が目を引いた。彼は、少なくとも2得点を自身のノルマとして試合に臨んでいた。敗戦が現実味を帯びてきた後半の43分に1点を獲得、その後、ロスタイム1分でも2点目を決めた。これが後半ロスタイム5分のセルジ・ロベルトの勝ち越し弾を生む流れを作った。ネイマールのマン・オブ・ザ・マッチ(最優秀選手)に異を唱える者はいないだろう。しかし「まだ優勝したわけじゃない。道のりは長い」と、本人はいたってクールだ。

こんなカンプ・ノウは初めてだ

第2戦で勝利したバルセロナのボールポゼッション率は71%、枠内シュートはPSGの3倍の9本だった。ファール数では、第1戦は両チーム合わせて16だったが、第2戦で41と増えた。お互いに譲れない大一番の激戦を物語る。

バルセロナのMF セルジ・ロベルトは「相手の得点を許したことで、チームは険悪な雰囲気になったが、自分たちを信じてプレイし続けた。気がつくと、(ボールが)キーパーを通過するのが目に入った」と、勝ち越し点を決めた瞬間を振り返った。

(バルセロナの)ルイス・エンリケ監督は今回の試合をこう振り返る。「言葉では説明がつかない。ドラマなんてもんじゃない。選手、コーチとして、こんなカンプ・ノウ(スペイン・カタルーニャ州バルセロナにあるサッカー専用スタジアム。FCバルセロナのホーム)は初めてだ。この勝利は『選手とファンの信念』が生み出したものだ」と興奮気味に語った。

一方、PSGのウナイ・エメリ監督は「相手に逆転のチャンスを与えてしまった。最後の2分ですべてを失った」と嘆いた。自身がスペイン人だけにバルセロナの本拠地の怖さは痛いほど理解していたというが、逃げ切ることはできなかった。

9万6290人をのみ込んだカンプ・ノウは、バルセロナによるロスタイムの勝ち越し点で、この日一番の歓喜に包まれた。バルセロナの街全体もそれに呼応するように大きくどよめいた。街、そして地域の大きな期待を背負う。これこそがバルセロナの強さの1つの理由だろう。

source:UEFA.comBBC NewsFCバルセロナ公式サイト

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