ドローンと合体して空を飛ぶコンセプトカー、エアバスが発表

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「Pop.Up」は電気自動車とドローンを組み合わせたシステム。

Airbus

航空機メーカーのエアバスは、渋滞を回避する新しい解決策を打ち出した。飛び越えるのだ。

7日火曜日、同社はドローンを使って空中を移動するコンセプトカー「Pop.Up」を発表。9日(現地時間)から一般公開が始まるジュネーブ・モーターショーでお披露目される。イタルデザインとの共同開発だ。

電気自動車とドローンを組み合わせた「Pop.Up」の中心部は、全長2.5m、高さ1.4mの乗員用カプセル。バッテリーを搭載したシャシーに取り付けると、2人乗りの電気自動車になる。

エアバスによれば、シャシーはカプセルなしの状態で、1回の充電につき100km走行可能。長距離走行を目指したコンセプトカーではない。

「Pop.Up」は組み合わせ構造。飛行する際は、カプセルはシャシーから取り外され、自動飛行するドローンと組み合わされる(取り残されたシャシーがどうなるのかについて、エアバスは特に言及していない)。

乗客はアプリを使用してドローンを呼び出すことができ、渋滞状況やコストを考慮したうえで、最適な交通手段を選ぶことができる。

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飛行する際は、カプセルはシャシーから取り外され、自動飛行するドローンと組み合わされる。

Airbus

同社によれば、このカプセルはハイパーループなどの近未来交通システムへも対応可能だ。

「Pop.Up」を実際に具体化するのかどうか、エアバスは言及していないが、すぐに実現可能なものではなさそうだ。しかし同社は、都市交通に垂直離着陸機(VTOL)を導入することを真剣に検討している。

たとえば、同社は都市交通用の1人乗り電気飛行機のプロジェクトに取り組んでいる。また別のプロジェクトでは、シティエアバス(CityAirbus)と呼ばれる空飛ぶタクシーを開発している。

source:Airbus

[原文:Airbus just revealed a wild concept car that can be airlifted by a drone

(翻訳:一柳優心)

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