インターネットラジオを手がけるパンドラは、新たにオンデマンドストリーミングサービス「パンドラ・プレミアム」を開始した。スポティファイやアップルミュージック、Rdioと同様に、月々10ドルで数百万曲の中から好きな曲を選べるサービスだ。
ここ数年、オンデマンドモデルがどれだけ人気を集めているかを考えると、パンドラの参入は遅過ぎるのではないかと考える人も多いだろう。しかし、Statistaのチャートが示すとおり、パンドラには1つ有利な点がある。それは知名度の高さだ。
エジソンリサーチが2000人を対象に行った最近の調査では、パンドラはアメリカでもっとも使われている音声ストリーミングサービスだ。しかもほかのサービスを大幅に引き離している。
もちろん、その優位性が長く続くとは誰も思っていない。競合も日々追い上げてきている。パンドラは無料のインターネットラジオによって、8000万人もの有料会員を集めた。スポティファイは現在、5000万人の有料会員を有している。
パンドラの知名度は新サービスにとって大きな武器になるが、スポティファイが収益化に苦戦する中、パンドラプ・レミアムがヒットしたとしても、果たして大きな利益をもたらすのかどうかは誰にも予測できない。
Statista
source:Statista
[原文:Pandora is still very popular, but it’s feeling the heat]
(翻訳:まいるす・ゑびす)