スカラがソフトブレーンに対する株主提案を取り下げ —— 注目された買収劇の幕引きか

ITサービス企業のスカラは3月14日、同社が過半数の株式を買収したソフトブレーンに対する株主提案を取り下げると発表した。

TSE

東京証券取引所

Keith Tsuji/Getty

スカラは2016年12月に、自社の経営陣を取締役に選任するなどの株主提案を提出していたが、同提案を取り下げることがソフトブレーンの企業価値や株主利益にとって最善と判断したと発表文の中で述べた。

スカラ(旧フュージョンパートナー)は2016年5月から、営業支援ソフトの開発・販売を行うソフトブレーンの株式を市場を通じて取得を開始。3月3日までに出資比率を50.23%(議決権ベース)まで拡大してきた。両社は業務提携の協議を行ってきたが、ソフトブレーンが12月に協議の終了を発表。ソフトブレーンの豊田浩文社長はBUSINESS INSIDER JAPANとのインタビューの中で、一連のスカラによる株式取得などに対して「敵対的だ」と述べていた。

スカラの提案の取り下げを受けてソフトブレーンは14日、今月30日に開く株主総会では2016年12月期の配当を1株あたり5円を提案するとした上で、今後は資金需要がない場合において配当性向30%を目安として継続的に配当を行うと発表した。取締役の選任に加え、スカラはソフトブレーンに対して1株あたり10円の配当を求める提案を提出していた。

ソフトブレーンの2016年度(1月~12月)の売上高は77億1900万円で、前年から31%増加。営業利益は50%増えて、10億1400万円だった。

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