NIO
電気自動車マーケットで、テスラに挑む新たなスタートアップが現れた。
中国の電気自動車スタートアップNio(旧ブランド名NextEV)は10日金曜日(現地時間)、テキサス州オースティンで開催されたイベント「サウス・バイ・サウスウエスト」(SXSW)で、2020年にアメリカで自動運転車を発売すると発表した。Nioが明らかにした自社の将来の製品のコンセプトは以下の通り。
Nio Eveは乗客の考えや好みを学習するAI(人工知能)、Nomiを搭載する。
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車のヘッドアップディスプレイを通じてNomiとコミュニケーションがとれる。
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スライドドア式。
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視界が開けるパノラマルーフ。
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Nio Eveのコンセプトは「完全自動運転」だ。そのため、車内には折りたたみテーブルとリクライニングシートが備わっている。
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昨年11月、同社は電動スーパーカーNio EP9を発表。ドイツのニュルブルク(Nürburg)にあるサーキット「グリーン・ヘル(Green Hell)」で、13マイル(約20.9km)のコースを7分5.12秒で完走し、これまでの電気自動車の記録を更新した。
NextEV
同社はNio EP9が最高速度の時速194マイル(時速約310km)で走行し、わずか2.7秒で時速100kmにまで加速したと述べた。また、走行距離は265マイルという。
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同社はカリフォルニア州で自動運転車の試験許可を取得しており、2020年には一般消費者に向けた自動運転車を発売する予定。
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[原文:A startup trying to take on Tesla just gave a glimpse of the electric car it will release in 2020]
(翻訳:梅本了平)