過去117年で最低を記録した日本の出生数

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Toru Hanai/Reuters

日本では1899年以来、毎年の出生数データを集計していたが、これまで100万人を下回ることはなかった。 2016年までは。

厚生労働省はわずか98万1000人の赤ちゃんが生まれると予測。これは、2015年から2万5000人減少していることになる。一方で、死亡者数は約130万人だ。

日本の低い出生率は長年にわたって問題になっている。高齢世代が亡くなりはじめていく中で —— 若い世代が家族を作らないため —— 、日本は“人口統計的時限爆弾”の兆しを見せていると経済学者たちは語る。

何の介入もなければ、日本経済は縮小し続けていくだけだ。 塩崎恭久厚生労働大臣は「子育て支援のために引き続き努力を続けていく」と『 The Japan Times』に語った。

日本の出生率は世界で最も低く、女性1人あたりの合計特殊出生数はわずか1.4人である。少なくとも2.1人であれば国の人口は安定すると、ある社会学者は指摘する。

米国、デンマーク、中国、シンガポールなど他の国々も同様の問題に直面しており、出生率はそれぞれ1.87人、1.73人、1.6人、0.81人である。日本の状況が一番深刻だ。

日本の研究機関が実施した2016年の調査によれば、ほとんどの人が最終的に結婚したいと主張しているにもかかわらず、未婚の日本人男性の約70%と未婚の日本人女性の60%が恋愛関係にないことがわかった。

日本は安倍晋三首相が設定した「2025年までに女性1人あたりの出生率を1.8人まで引き上げる」という目標を達成するため、自治体や政府は様々な努力をしている。

たとえば、両親になる準備をしてもらうために自治体は、「両親学級」や「父親学級」を実施している。政府は若者の出会いを支援する婚活イベントを全国各地で開催している。

その一方で、“時限爆弾”はこれまで以上に、特にロボット技術を使ったイノベーションの重要性を日本に認識させる。若い人々に期待できないのなら、日本はロボットに期待するしかないのかもしれない。

[原文:Japan's huge sex problem just hit a 117-year low

(翻訳:梅本了平)

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