収穫されて、乾燥された大麻の芽。加工処理され出荷される。
Blair Gable/Reuters
カナダのオンタリオ州に拠点を置く大麻栽培企業「Canopy Growth」が、S&Pトロント総合指数に加わる。グローブ・アンド・メール(The Globe and Mail)紙が報じた。
同企業はS&Pトロント総合指数のヘルスケア分野に追加され、3月20日(現地時間)に取引が開始される。
グローブ・アンド・メール紙によると、機関投資家たちはS&Pトロント総合指数を使用しているため、同社株の人気が高まり、マリファナ産業の成長につながる可能性がある。同インデックスに含まれるためには、一定の時価総額および流動性資産が必要だ。
Canopy Growthは、医療大麻業界で世界最大の合法的な大麻栽培企業で、マリファナ産業初のユニコーン企業と称されている。昨年11月には企業価値が20億ドル(約2300億円)を超えたが、その後下落した。
Canopy Growthの成長は、今後国家レベルで大麻を合法化する国が増え、輸出先が拡大するという同社の考えに沿うものだと、Business Insiderのメリア・ロビンソンは伝えている。
一方、カナダのジャスティン・トルドー首相が2017年に大麻を合法化すると約束したものの、実際にはカナダ政府の動きは鈍く、投資家たちの投資意欲を削いでいる可能性がある。
また、ドナルド・トランプ米大統領が司法長官に任命したジェフ・セッションズ氏は、娯楽目的のマリファナ産業を厳しく取り締まると公言しており、投資家たちを動揺させている。
[原文:The marijuana industry's first unicorn is being added to an influential stock index (TSE:, WEED)]
(翻訳:Wizr)