サイバー攻撃に北朝鮮の「ラザルス」が関与か、31カ国以上が標的 —— 米シマンテックが調査

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Reuters

アメリカのセキュリティーソフト大手シマンテックは3月15日、31カ国の機関が標的となった最近のサイバー攻撃に「ラザルス」として知られる北朝鮮のハッカー集団が関与している可能性が高いとの見方を示した。

シマンテックはブログで、攻撃の背後にラザルスが存在したことを示唆する4つの電子的な証拠を発見したと明らかにした。攻撃は「ローダー」と呼ばれるソフトウエアを使用し、悪意のあるプログラムをインストールしたものとみられる。

シマンテックの調査員エリック・チェン氏はインタビューで、ラザルスが関与していることについて「かなり確信がある」と述べた。

北朝鮮政府は、アメリカや韓国、セキュリティー会社などが指摘したサイバー攻撃への関与を否定している。

米連邦捜査局(FBI)からのコメントは得られていない。

シマンテックは、標的となった機関について明らかにしなかった。資金が盗まれたかどうかは不明だという。ただ、ラザルスが以前より高度な技術を利用していることが示された点で、今回の発見は重要だと述べた。

アメリカの銀行や政府のコンサルティングを行っているサイバーセキュリティー会社トレイル・オブ・ビッツのCEOダン・グイド氏は「脅威のレベルが大幅に上がっていることを示すものだ」と述べた。

ラザルスは少なくとも2009年以来、一連のサイバー攻撃に関与していることが疑われている。この中には2014年に起きたソニー傘下の映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントへのサイバー攻撃、2016年に起きたバングラデシュ中央銀行に絡む不正送金事件などが含まれる。

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