テスラが10億ドル超の資金調達を計画、「モデル3」の生産前にリスクを軽減

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イーロン・マスク氏

Scott Olson/Getty

15日(現地時間)、テスラは新製品の生産を前に11億5000万ドル(約1300億円)を調達すると発表した。

アメリカ証券取引委員会(SEC)に提出された資料によると、同社は2億5000万ドル規模の普通株と、2022年を期限とした7億5000万ドル規模のシニア転換社債を発行する。

テスラのCEOイーロン・マスク氏は9万6900の普通株式を購入する予定で、その金額は公募価格でおよそ2500万ドルにのぼる。

テスラのプレスリリースによると、今回の調達は「モデル3」の生産準備を進めるうえで、同社のバランスシートを強化させることと、リスクを減らすためだという。

マスク氏は同社の四半期決算発表の中で、「モデル3」の生産を行う前の資本強化は、財政的に堅実なことだと述べており、市場ではテスラが資金調達を行うだろうとする見方があった。

「我々の財務計画によれば、『モデル3』のための資本強化は不要だ。しかし、株主をリスクにさらすことは避けるべきだろう。様々なオプションを検討した結果、リスクを減らすために資本を強化することが妥当だと判断した」

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テスラの「モデル3」

REUTERS/Joe White/File Photo

テスラの「モデル3」は、同社初となる3万5000ドルの量販車だ。同社は2月、「モデル3」の生産準備をフレモント工場(カリフォルニア州)で開始。出荷は年内を予定している。マスク氏によると、生産台数は第4四半期中には、週に5000台を計画。2018年中には1万台を目指す。

「モデル3」においては、テスラはその生産計画を厳密に守りたいとする背景がある。「モデルS」は2010年に生産開始を計画されたが、2011年半ばまで延期。「モデルX」に至っては、2015年10月に生産が開始されるまで、3年も計画が延びた。

テスラが最後に資金調達を行ったのは2014年。約16億ドルの転換社債を売り、ネバダ州スパークスの巨大バッテリー工場「ギガファクトリー(Gigafactory)」に投資した。

[原文:Tesla just said it's raising more than $1 billion ahead of the Model 3 launch (TSLA)

(翻訳:山口佳美)

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