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Netflixは3月16日木曜日(現地時間)、5段階評価システムを撤廃し、近日中に「いいね/よくないね」のシステムに切り替えると発表した。
NetflixのCPO(最高プライバシー責任者)ネイル・ハント(Neil Hunt)氏は2017年1月、Business Insiderに対し、5つ星のレビューシステムを廃止したいと語っていた。ユーザーが作品を気に入ったのかどうかが分かりにくいためだ。
ハント氏は「問題は、ユーザーが無意識に評論家になろうとすることだ」と述べた。作品を5段階で評価するとなると、ユーザーは「作品をどれだけ楽しめたか」ではなく、「作品の質」を客観的に評価しようとしてしまう。
例えば、あなたが「ばかばかしい映画」を楽しんだとする。楽しかったのだが、評価には「星2つ」をつけてしまう。「良質の映画」ではないからだ。これはNetflixにとって問題だ。あなたがこの映画を「気に入らなかった」と評価したことになるからだ。
ハント氏は当時、Business Insiderに対して、現行評価システムの代替案として、シンプルな「いいね/よくないね」システムと、「マッチ率(お気に入り度合い)」システムの2案を検討していると語っていた。
Netflixのプロダクト部門責任者のトッド・イェリン(Todd Yellin)氏によると、どちらの方法も導入する予定だ。
「いいね/よくないね」の評価システムが導入されれば、ユーザーがレビューをする量は「5つ星」のレビューシステムの倍に増えるだろうとイェリン氏は述べた。同時に、作品がユーザーの好みとどれぐらいマッチしたかを示すマッチ率が表示されるようになる。 映画業界誌バラエティによると、マッチ率が50%以下の場合は、数値は表示されないようだ。
source:YouTube
[原文:Netflix will kill its 5-star rating system in favor of 'thumbs-up, thumbs-down' — here's why(NFLX)]
(翻訳:Wizr)