アップルミュージックでの2週間独占配信、チャンス・ザ・ラッパーの報酬は50万ドル

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「僕にはお金が必要だったし、彼ら(アップル)はみないい人たちだった」

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チャンス・ザ・ラッパーは17日金曜日(現地時間)、彼の新作アルバム「Coloring Book」の2週間独占配信で、アップルミュージックから50万ドル(約5600万円)を受け取ったことを明らかにした。

彼はTwitterの投稿で以下のように述べた。

「アップルとの関係について、説明する必要を感じたことはなかったけど、僕の独立性に疑いを持つ人が出てきた。だから言っておく。アップルミュージックに2週間だけ『Coloring Book』を独占的に配信し、報酬として50万ドルを受け取った。それだけだ。2週間後には、アルバムはサウンドクラウド(SoundCloud)で無償で聴けるようになった。僕にはお金が必要だったし、彼らはみないい人たちだった」

チャンスはシカゴ生まれの23歳。先月、最優秀新人アーティストとしてグラミー賞を受賞した。大手レコード会社に所属しないアーティストとしては史上初のことだった。彼はずっと独立を貫き通してきた。彼が大手レコード会社からの誘いをことごとく断り、サウンドクラウドで作品を無償提供し続けていることにファンは強く賛同していた。

チャンスのTwitter投稿はこう続いた。

「『Coloring Book』への批判で、これまでの僕たちの作品すべてを否定するような流れが出ていることを止めなきゃいけないと思っている。自分の作品のコントロールを失わない限り、アーティストが配信会社間の競争から利益を得ても構わないと思う。僕は透明性を保っていたい。独立系のアーティストに言いたいのは、きみたちがやっていることはすべて正しいし、それを続けるべきだってこと。もし潤沢な予算を持った人たちと仕事をする機会が訪れた時は素直にお金をもらえばいい。それはきみのモラルを損なうものではないし、僕はそうする」

音楽ストリーミング業界において、独占配信権の獲得競争は年々激しくなっている。業界トップのスポティファイ(Spotify)は「アーティストのために、そしてファンのためにも良いことではない」と主張する。アップルミュージックは逆に、ドレイクやフランク・オーシャンといった人気アーティストの独占配信権の獲得に積極的だ。

ドレイクは2015年に1900万ドル(約21億円)の契約をアップルと結んだと報道された。

[原文:Apple paid Chance the Rapper $500,000 to put his album on Apple Music exclusively for 2 weeks(AAPL)

(翻訳:太田禎一)

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