過去最低の出生率。日本消滅の危険を示す7つのサイン

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A Japanese soccer fan wipes her tears as Japan loses their 2014 World Cup soccer match against Colombia, at a public viewing event in Tokyo.

Reuters/Issei Kato

経済学者が「人口時限爆弾」と呼ぶ問題に日本は直面している。

低出生率、低消費が長引き、日本経済は過去25年で徐々に縮小してきた。

長生きする高齢者が多く、その高齢者を支える社会保障費は子どもを持たない若い世代にのしかかる。この仕組みが悪循環を生み出している。

日本の「時限爆弾」の時計の針が進んでいることを示す7つのサインを紹介する。

子ども用よりも売れる大人用オムツ

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REUTERS/Yuya Shino

2011年以降、大人用おむつの売り上げが子ども用を上回り続けている

この事実は、いかに高齢者が多いかを示している。65歳以上の人口が他のどの年齢層をも上回り、日本の全人口1億2711万人のうち約26.7%を65歳以上の高齢者が占めている。

また、その比率は6年前と比較して3.7%ポイント上昇している。

最低の出生率を記録した2016年

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Katsuhito Nojiri/Flickr

日本の出生率は統計を取り始めた1899年から100万人を下回ったことがなかったが、2016年は100万人を割った。

政府の発表によると、2016年の出生者数は約98万人だったのに対し、死亡者数は130万人まで低下した。

「うば捨て」始める若い世代

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Wikimedia Commons

ある情報ソースによると、若い世代は「現代版うば捨て」を始めた。

若者たちは認知症になった祖父母や親の世話をする金銭的・時間的余裕がないため、病院や介護施設に連れて行き「捨てる」のだ。

しかし、この傾向は今のところそれほど広まってはいない。あるソーシャルワーカーが算出した結果によると、このようなケースは数百件にとどまっている。

介護施設に変貌する刑務所

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Emmanuel Ocbazghi

日本で起こる犯罪の約5分の1は高齢者によるもので、そのほとんどが万引きなどの軽犯罪である。

高齢者による犯罪が増えるにつれて、刑務所の介護施設化が進んでいる。刑務官は受刑者をお風呂に入れたり服を着せたりという介護をせざるを得ない。また、刑務所内の生活水準が良すぎるため、再犯防止に役立っていないと専門家は分析する。

一般的に、刑務所から出てきた高齢者は比較的若い親戚が世話をする。しかし、生活費(と寂しさ)に耐えきれず、刑務所に戻りたい高齢者もいる。

日本が消滅するまでのカウントダウン

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Thomson Reuters

これ以上の移民を受け入れることなく、低い出生率が続くと、やがて国は消滅する。

日本の人口は2100年までに人口が34%減少すると予測されている。

日本の研究者による、「日本消滅」を計算した結果もある。最新の出生率から算出すると、日本は3776年8月12日に消滅するそうだ。

妥協策としての友達との結婚

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Simon Cumming/Flickr

「人口時限爆弾」のサインの1つは、若年層が経済的な豊かさを維持するために、人付き合いよりも仕事にかなり多くの時間を割いている現実である。

しかし、結婚はしたいので妥協して友人とパートナーになる道を選択する人もいる。


長時間労働による過労死

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Chris Gladis/Flickr

長時間労働は過労死に拍車をかけている。

10月に発表された過労死に関する報告書では、アンケートに回答した1万人のうち20%以上が月に80時間以上の残業を行なっていることが明らかになった。

日本政府は最近、終業時間を早めるか休みを取ることを企業や労働者に推奨している。

[原文:7 signs Japan has become a 'demographic time bomb'] (翻訳:Satoru Sasozaki)

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