この数週間、サムスンの新機種「Galaxy S8」についての情報がリークされているが、今度はカラーと価格についてより詳しい情報が伝えられた。
最新のモバイル端末についての情報を提供しているイヴァン・ブラス(Evan Blass)氏は、19日日曜日、同機種に関して2つの情報をツイートした。同氏は、Galaxy S8について、すでにさまざまな情報を伝えている。最初のツイートでは、背面と側面の3色のカラーバリエーションを伝えた(正面はすべて黒のようだ)。同氏は3色を「ブラック・スカイ」「オーキッド・グレイ」「アークティック・シルバー」と伝えた。
上がGalaxy S8、下がS8プラス、左からブラック・スカイ、オーキッド・グレイ、アークティック・シルバー。
ただし、カラーはこれだけではないようだ。モバイル端末についての正確な予想で有名なアナリスト、ミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏は先週、サムスンの次期モデルの本体カラーは、ゴールド、シルバー、オーキッド、ブルー、マット・ブラック、ブライト・ブラック、そしてピンクの7色と伝えた。また、地域や携帯キャリアによって購入できる本体カラーが異なる可能性もあるようだ。
次にブラス氏は、Galaxy S8とS8プラス、そして先月公表されたアップデート版「Gear VR」、360度カメラ「Gear360」「DeX」ドッキングステーションなどの周辺機器のヨーロッパでの価格をツイートした。アメリカでの価格は不明だが、いずれにしろ、Galaxy S8/S8+はどちらもハイエンド市場をターゲットにしている。
S8 - 799ユーロ(約9万8000円)S8プラス - 899ユーロ(約11万円)DeX - 150ユーロ (約1万8000円)GearVR - 129ユーロ(約1万6000円)Gear360 - 229ユーロ (約2万8000円)
周辺機器の中でも、DeXドッキングステーションは注目だ。ガーディアンなどの報道によると、このドッキングステーションを使えば、Galaxy S8にモニターとキーボードを接続できる。つまり、スマートフォンをデスクトップPCのように使えるようになる。
同様のアイデアはこれまでにもあった。モトローラのAtrixやWindows 10スマートフォン用のContinuumなどだ。しかし、あまり成功しているとは言えない。DeXをサムスンがどのようにアピールしていくのか注目だ。
我々は同社にコメントを求めているが、回答はまだない。
サムスンは3月29日のイベントでGalaxy S8/S8+を発表し、4月下旬と予想されている発売日も明らかにする予定だ。どちらのモデルも曲面有機ELディスプレイを搭載し、ベゼルは最小限に抑えたデザインになっていると伝えられる。画面サイズは、Galaxy S8が5.8インチ、Galaxy S8+が6.2インチとなるようだ。
Galaxy Note 7の大失敗による損失と信用の失墜からの回復を目指す同社にとって、今回は極めて重要な機会となる。
Flickr/Răzvan Băltărețu
さらに、S8/S8+は、アメリカ版では、最新かつ最速のプロセッサ「Snapdragon 835」を搭載し、Bixbyと呼ばれるアップルのSiriのような音声アシスタント機能や、3.5mmのヘッドホンジャックなどを備えると見られている。
Galaxy Note 7の大失敗による損失と信用の失墜からの回復を目指す同社にとって、Galaxy Sシリーズの新モデル発表は極めて重要なイベントとなる。
ただ、これまでの情報を聞く限り、わたしたちが発表の日にびっくりすることはなさそうだ。
source:Flickr/Răzvan Băltărețu
[原文:The latest Samsung Galaxy S8 leak claims to show different color options for the upcoming phones]
(翻訳:十河亜矢子)