アメリカのテレビ業界の年収格差。女性やマイノリティの賃金格差も

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アメリカのテレビドラマシリーズ「Mr. Robot」のスターPortia Doubledayが、ショークリエイターであり監督のSam Esmailから指示を受けている。

Michael Parmelee/USA Network

あなたの夢がテレビ業界で働くこと、もしくは、すでにテレビ業界で働いているなら、この新しい調査データは次のアクションを指し示すものになるはずだ。女性とマイノリティに対する賃金格差も浮き彫りにしている。

21日月曜日、ニューヨークを拠点とするプロダクション事業およびキャリアコンサル事業のBrits in the Boxと制作プロダクション専門求人サイトProductionBeastは、2016年の年収に関するレポートを公開した。

レポートは、テレビ局およびデジタルメディア・制作プロダクション会社の非組合員の給与に注目した。調査は各社のメーリングリストおよびソーシャルメディアを通じて配信され、匿名の調査に答えた302人の回答を基にした。

テレビ業界の平均年収は7万8000ドル(約880万円)であることに加え、調査では女性およびマイノリティは男性や白人の同僚よりも低賃金であることも明らかになった。調査によると、女性の平均年収は男性より11%少なく、非白人は白人と比べて37%も少なかった。

テレビ業界の給与に関する詳しい調査結果は以下のとおり。


回答者の属性について:調査に回答した人のうち40%は25歳から34歳の間。フリーランスが84%と多くを占め、社員は13%だけだった。男性回答者の方が女性より6%多かった。

回答者の属性についてのグラフ

Jacqui Moore/Brits in the Box


職場について:回答者のうち大多数の人が西海岸で働いており、また、脚本のない番組(たとえばドキュメンタリーやリアリティーテレビ番組)に従事している。

住んでいる場所に関するグラフ

Jacqui Moore/Brits in the Box


脚本のある番組の方が、脚本のない番組よりも平均給与が低い。

脚本のある番組の方が、脚本のない番組よりも平均給与が低いことを示すグラフ

Jacqui Moore/Brits in the Box

脚本ありの非組合員の仕事をするべき時期ではない。脚本ありの仕事は脚本なしより4万5000ドル(約505万円)少なく、1人当たりの収入より17%多いだけである(一方、脚本なしは160%も多い)。そして、組合員の給料をはるかに下回っている。今は、脚本ありの仕事はやめておいた方が良いだろう。


年収の全体平均は7万8000ドル:テレビ業界全体での平均年収は7万8000ドル(約880万円)である一方、女性の平均年収は7万ドルと賃金格差がある。さらに悪いことに、非白人労働者は平均して5万ドルの年収だった。また、テレビ業界では西海岸以外で働いた方が給与は高い。

年収の全体平均は7万8000ドル(グラフ)

Jacqui Moore/Brits in the Box


年収が5万ドル以下の職種。

年収が5万ドル以下の職種を示すグラフ

※1000ドル以下は四捨五入

Jacqui Moore/Brits in the Box


年収5万ドル以上の職種はこちら。

年収5万ドル以上の職種を示すグラフ

※1000ドル以下は四捨五入

Jacqui Moore/Brits in the Box


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大金を稼げる職種を示すグラフ

※1000ドル以下は四捨五入

Jacqui Moore/Brits in the Box

完全な調査結果については、Brits in the Boxのウェブサイトへ。

source: Michael Parmelee/USA Network 、 Jacqui Moore/Brits in the Box

[原文:Here are the surprising salaries for jobs in TV

(翻訳:須藤和俊)

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