ファンドのベインが買収したマクロミルの再上場 —— 初日は公開価格を14%下回る

初日は公開価格を14%下回った

Koichi Kamoshida/Getty

米ベインキャピタルのファンドが2014年に買収したインターネット調査会社のマクロミル(3978)が3月22日、東証一部に上場した。同社の株価は公開価格に対し14%下回る1680円で初日の取引を終えた。

マクロミルの株価は一時、1651円まで下げた。公開価格は1950円だった。前日のニューヨーク株式市場ダウ工業株30種平均の大幅下落を受け、日経平均株価は400円以上の下げ幅を記録。ダウ平均は237ドル安の2万668ドルで終了し、下落幅は2016年11月の大統領選でトランプ氏が勝利して以降最大だった。

運用資産750億ドル(約8兆3715億円)を有する投資会社ベインが同社を約500億円で買収した後、マクロミルは2014年10月にオランダの同業社「メトリックスラボ(MetrixLab)」を買い取るなどして海外事業を拡大。現在、東京とオランダ・ロッテルダムを拠点にしながら、13カ国で34のオフィスを持つ。今後はさらなるグローバル化を加速させながら、年平均10%程度の成長を狙うという。

リクルート出身の杉本哲哉氏が2000年に創業したマクロミル。2004年に東証マザーズに上場し、翌年に東証1部に指定替えを行った。ベインが株式公開買い付け(TOB)を行った後、2014年4月に上場廃止となった。22日の適時開示資料によると、マクロミルの売上高は2016年6月期(2015年7月〜2016年6月)で325億400万円。2017年6月期には358億円と前年比10.1%の増加を予測している。

マクロミルのほかに今月に新規上場を予定し、市場の注目を集めているのが回転寿司チェーンを展開するスシローグローバルホールディングス(3563)。2012年に英ペルミラが運営するファンドに買収されたスシローは、3月30日に東証1部に上場する。スシローグローバルは今月21日、株式の公開価格を仮条件である3600〜3900円の価格帯の下限である3600円に決定。21日の発表によると、スシローは1912万3100株のほかに、オーバーアロットメント(売り出しにおいて需要動向を踏まえた販売方法)により201万1600株を売り出す予定だ。

スシローグローバルは、国内で約450店舗を運営する「あきんどスシロー」や韓国の子会社を傘下におさめる。売上高は2016年9月期で1477億円。スシローは2003年9月に東証2部に上場したが、2009年4月に上場廃止となった。ユニゾン・キャピタルの投資ファンドがスシローを買収した後、2012年にペルミラのファンドに売却された。

*この記事はスシローグローバルが予定する新規上場の内容を追加し、更新しました。

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