ロンドンのテロ、5人が死亡

現場近くの武装警官

Stefan Wermuth / Reuters

  • ロンドン・ウェストミンスターで発生したテロにより警察官を含む5人が死亡
  • 国会議事堂の敷地内で警察官のキース・パルマ―氏を刺した容疑者は、警察に射殺された
  • 1台の車がウェストミンスター・ブリッジ付近で歩行者を次々とはねた
  • 少なくとも40人が負傷し、手当を受けている
  • テリーザ・メイ首相は今回のテロを「異常で邪悪な行為」と非難

地図

Google Maps/Business Insider

22日午後(現地時間)、ロンドンのウェストミンスターで発生したテロにより、警察官1人を含む5人が死亡、少なくとも40人が負傷した。

襲撃者は1人。ウェストミンスター・ブリッジの歩行者を四輪駆動車で次々とはねた後、午後2時30分過ぎに国会議事堂の敷地内で警察官を刺殺した。

刺殺された警察官は、勤続15年のキース・パルマ―氏(48歳)。妻と子どもがいた。容疑者の名前はいまだ明らかにされていないが、警察により射殺された。目撃者によると、容疑者は40代のアジア人だという。

ロンドン警視庁のマーク・ローリー氏は 「今日、命を落としたのは非武装の警察官だ。容疑者が議事堂へ侵入しようとしたところをゲート近くで止めた」別の警察官2人も負傷し、治療を受けている。

ローリー氏は襲撃の結果、3人の一般人が死亡したと発表。警察は容疑者を特定できたと考えているが、イスラム主義関連の国際テロに触発されたと見られること以外には、詳細を公表しないと述べた。

ローリー氏は市民に対し、用心をするよう呼びかけるとともに、23日(現地時間)まで警察によるパトロールを増やす考えを示した。「我々市民の強さは、このような最悪の時にともに立ち上がることができるかどうかにかかっている」

警察当局は容疑者周辺を数百人規模で捜査している。容疑者の経歴、仲間、背景などを調べているという。

イギリスのテリーザ・メイ首相は22日夜(現地時間)、今回の襲撃を「異常で邪悪な行為」と非難している。

負傷者を手当する救急隊員

Toby Melville / Reuters

フランスメディアは負傷者のうち3人がフランスの学生だと報じている。襲撃の際、テムズ川に飛び込んだ女性は直後に無事助け出された。

現場近くにいた目撃者はBusiness Insiderの取材に対し、「無数のサイレンが鳴り響き、走って逃げる人々を見た」と話している。

現場近くの地下鉄の駅や建物は一時閉鎖されていて、武装した警察官がパトロールを行っている。

今回のテロについて、いずれのテロリスト集団からも犯行声明は出されていない。しかし、ニューヨーク・タイムズのルクミニ・カリマチ(Rukmini Callimachi)記者はTwitterでイスラム過激派組織ISIS支持者らがチャットアプリ上で今回の襲撃について話していると指摘する。

「多くのISIS関連のチャンネルがロンドンの事件について逐一アップデートを共有している」Callimachi記者は今回の襲撃パターンが過去のテロ事件と似ているという。

「パリも、ニースも、オーランドも。車で人々をはね、刺すという襲撃の手法はISISのものだ」

22日は2016年にブリュッセルの空港で起きたベルギー史上最悪のテロ(32人が死亡、数百人が負傷)から1年という節目の日だ。ニューヨーク・タイムズでテロ事件を担当するCallimachi記者は「ISISはアルカイダ同様、節目を好む」と指摘する。

[原文: 5 dead in terror attack in Westminster

(翻訳:山口佳美)

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