「広告に頼らないメディア構築」Mediumが有料会員制を導入

エヴァン・ウィリアムズ

MediumのCEO、エヴァン・ウィリアムズ氏

Justin Sullivan/Getty Images

Twitterの共同創業者であるエヴァン・ウィリアムズ(Evan Williams)氏が始めたオンラインメディアMediumは22日水曜日(現地時間)、新しいビジネスモデルとして、広告を表示しない代わりに月に5ドル(約560円)を課金する会員制度を発表した。

同社はブログで、会員は「Mediumの新しいレイヤー」にアクセスできると説明した。

会員のメリットに関する詳細は明かされていないが、非会員も継続してサービスを利用できるという。

ウィリアムズ氏は数カ月前、広告モデルの廃止を宣言。広告収入に基づくビジネスモデルは「ユーザーに『釣り広告』をクリックさせ、本当に重要なコンテンツが犠牲になる壊れたシステムだ」と非難していた。

1月には社内体制一新のためMediumのスタッフの3分の1をレイオフし、契約している広告主やパブリッシャーの怒りを買った

ウィリアムズ氏はブログで「Mediumは、重要なアイデアをシェアしたり、偏りのない意見や新鮮な視点を見つけるために最適な場所であり続ける。しかもそれらは無料だ」とコメントした。同氏によると現在、有料会員になれるのは「一定の水準」を満たすユーザーだけだが、今後数週間でサービス対象を全ユーザーに広げる。

有料会員は会員限定記事を読んだり、オフラインでのリーディングリストを入手したりできる。

「Mediumが目指すのは、興味を引くかどうかではなく、読者にとって本当に価値があるかという視点でニュースやアイデアを集めるシステムだ。皆さんは何が最も重要で、我々が何に投資すべきかを教えてくれる存在だ」とウィリアムズ氏は述べ、投稿でこう呼びかけた。

「広告のバイヤーや、ソーシャルメディアのエコーチェンバー(ターゲティング機能などで好きなニュースばかり読んでしまうこと)に頼ることをやめ、頭の中に何を入れるべきかを考えよう」

[原文:Twitter's cofounder wants Medium readers to pay $5 a month to fix ‘broken’ media

(翻訳:中西亮介)

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