サウジ政府がニューヨーク証券取引所と”真剣”協議 —— 石油会社アラムコのIPOで

サウジアラビア政府はニューヨーク証券取引所(NYSE)と国営石油会社アラムコ株の上場先をめぐって”真剣な協議”を行っていると、同国の外相がFOX Newsに語った。ロイター通信が報じた。

史上最大のIPO実現に向けて動くサウジ政府

アーデル・アル・ジュベイル外相

Lennart Preiss/Getty

アーデル・アル・ジュベイル(Adel al-Jubeir)外相はFox Newsに対し、「目標は2018年中にIPOを完了させることだ。ニューヨーク証券取引所とは、上場先候補として”真剣な話し合い”を続けている」と述べた。

世界最大の国営石油会社アラムコ(Saudi Arabian Oil Co.)の上場が実現すれば、史上最大の新規株式公開(IPO)となる。市場関係者の間では、上場後のアラムコの企業価値は、1兆〜2兆ドルとする予想が聞かれる。この規模はスペインやイタリアのGDPに相当する額。

サウジアラビアの経済政策を担当するムハンマド・ビン・サルマン副皇太子はこれまで、アラムコの評価額は2兆ドルを超えるとする見方を明らかにしてきた。サウジ政府は2016年、アラムコの上場時に株式の5%を売却し、上場先はリヤドの国内取引所と海外の取引所で行う方針を示した。

中東や北アフリカでビジネスを展開する投資銀行、EFG Hermesのアンケート調査によると、回答者の39%がアラムコの評価額を1兆〜1.5兆ドルと予想。調査報告では、1兆ドル以下と予測した回答者は全体の36%。1.5兆ドル以上と答えた回答者は24%に及んだ。ロイターが今月初めに報じた。

ソーシャルメディアでも最新のビジネス情報をいち早く配信中

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい